補腎薬
今日は未明から降った大雪で東京地方は寒く、都心でも5cmほど積もった状態になりました。そのせいで、昨日昼間寄った漢方薬局にいけず仕舞いでした。その漢方薬局へは最近気になっている左手小指第一関節のへパーデン結節(1月23日を参照してください)の原因が漢方医学でいえば、体の水分の調節をする「腎」の機能低下によるとされているのでその機能を増強する漢方薬(補腎剤)を相談に行ってみたのです。そこで、薬の試飲を勧められ、今週毎日でも試飲をしてみてくださいと言われていたのです。
漢方医学では、人間の体は五臓の肝、心、脾、肺、腎からなり、それぞれ木、火、土、金、水の五行の要素があてられています。また干支暦では、人間は五行のいずれかの日に生まれるとされています。ちなみに私は癸日の水の日に生まれており、この日の生まれの人は腎に弱点をもち、腎機能の低下の症状に病気の源を有するとされています。ここでいう「腎」とは腎臓だけでなく、腎臓を中心とする水分の代謝機能、排泄機能、骨髄などやや広範囲の機能を指しているようで、精力減退、背筋・筋肉痛、変形関節症、かかとの痛み、アレルギー花粉症、肺気腫、等がその発症とされているようです。私の症状にぴたり当てはまり、驚きますが、ある意味、中高年の老化現象がことごとく当てはまるだけかも知れません。
「腎」の」機能低下の原因は①塩分の過剰摂取、②運動不足、③ストレス、でこれも生活習慣病のごくありふれた要因です。相談をした漢方薬局の店主からは、その時、待ってました、といわんばかりに五行の病状説明から始まり、延々と20分ほどの講釈を聞かせて頂くことになりました。で、勧められたのが湧永製薬「レオピン ロイヤル」という滋養強壮薬でした。この薬、1ヶ月1万円ほどの高価な薬で、キョーレオピン シリーズ滋養強壮薬の一番強力なやつです。キョーレオピンというのは、昔、私の上司が愛用して、一度おすそ分けに預かったこともあり知っていたのですが、至極真っ当な漢方薬です。試飲では1.5日分を飲ましていただいて、その後体がぽかぽかして、効能あらたかでしたが、いやいや、薬局の営業のツボに嵌ってしまい、まるで、「飛んで火に入る夏の虫」状態でした。補腎剤は、一部中高年が愛用する八味地黄丸、牛車地黄丸などが有名です。これは男性だけでなく、冷え性の女性にも効能があるようですが、私は漢方医薬はお世話になったことがあまり、ありません。20年ほど前に地黄を1ヶ月試してみたことがありますが、そのときは効果を全く実感できず、今にしてみれば必要としない健康状態であったに過ぎなかったようでした。
中国の占いの五行といい、漢方医学の五行といい、オカルト的な世界に入りこむのに躊躇しますが、一度自宅近くで、きちんと漢方取扱いのクリニックを受診して見ようと思います。1年に1度受ける人間ドック前にキョーレオピンを2、3ヶ月、試してみようと思います。
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