良性発作性頭位めまい症
午前中、自治会資料造りでパソコンに向かっていたら、猛烈に高い室温のなか、意識がふうっと遠のくような感覚で、体が右側に傾くような感じがしました。
パソコンのディスプレイを離れて、エアコンの良く効いたリビングに移動したら天井が回り始め、次第に吐き気に襲われました。かみさんが目をのぞき込んで、瞳が左右に激しく動く状態、『眼振』が起こっていると言います。
吐き気がして不快ななか、右左掌を閉じたり開いたり、足も伸ばしたり縮めたりしましたが、左右の動きに違いや、滞りはありません。かみさんにもう一度顔を見てもらって、左右歪みがでていないか、確認してもらい、なにも指摘なし。声を普通に出して呂律を聞いてもらいましたがどうやら異常なさそう(もともと、滑舌はなめらかではありませんが)。
頭を左右に振って、左側に振ると、ふわーぁとめまいがでますが、そのほかはなし。浮遊感は20、30秒位で落ち着くかんじでした。今週はかかり付けの内科もお盆休みなので、診察を受けるなら、大きな病院の急患窓口か、それこそ救急車になりますが、症状が6年前に起こした「良性発作性頭位めまい症」とそっくりなので、今日のところはしばし横になって静養し、様子をみることにしました。久しぶりにベッドで昼寝をしたら、夕方にはすっかり症状が治まっています。素人判断は禁物で、脳梗塞や、脳溢血は大変怖いところですが、どうも一過性のめまいのようです。
良性発作性めまい症とは、左右どちらかの三半規管のなかの平衡感覚を測る極小の耳石(成分は炭酸カルシウム)とよばれるものが、器官内で剥がれてリンパ液内を浮遊し平衡感覚を狂わせる症状で、頭の向きを急に変えたり、激しい運動で衝撃を受けたりすることで起こる病気です。加齢で剥がれやすくなると症状が頻発するようですが、予後は悪くありません。というのは、浮遊する耳石の動きに慣れてきて症状を感じなくなる、古い耳石は最終的に体内に吸収されて代謝されてしまうということのようです。この症状は50歳以上の中高年者に多く起こりますが、結構若いスポーツ選手なども襲われ、昨年女子サッカーの澤 選手が一時ベンチウオーマーになったのも、この症状が原因でした。 私は、6年ほど前、猛暑の京都で、3万歩近く歩き回って、へとへとになり、夜中のホテルで、枕元の腕時計に手を伸ばしたとたんに、天井が回り始め、このときもめまい、強烈な吐き気で、救急車に乗せてもらい、京都第一赤十字病院で朝方4時頃まで診察してもらったことがありました。結局、翌朝耳鼻咽喉科の診察では体が慣れるまで静養と言われ、1週間ほどのんびり体休めにt努めたことを記憶しています。そのときよりは、症状がすぐに落ち着いたので、まず大丈夫な気がしますが、突発的に症状が出るというのは怖いものです。 たんなる目まいで終わるのか、すこしようすを見てみます。
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