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2022年1月30日 (日)

物忘れへの抵抗

最近知人の訃報通知が多くなりました。高校時代の恩師のご逝去。どなたも80代、90代なのでお元気な面影が当方の記憶のままでもいつしか亡くなられたことを知らされます。とうとう3学年の担任先生が3人とも昨年のうちに亡くなりました。会社の同期入社の知人も訃報が届くようになってきました。そこで時に親しかった知人の名前が姓だけさえもすぐに思い出さなくなったこと。思い出すにも脳の回路をフル回転できなくなってきたことに我ながらがっかり、唖然とします。2500㏄のターボエンジンが中古の軽トラエンジン並みに・・・・?

     えーっ  とあれは誰だっけか?  浮かんでくるシーンやおぼろげに顔は出てくるが名前が出てこない、あ、い、う、え、お、と五十音をゆっくり一字づつ音にして手探りすることを何周かするうちに、ポツポツ~ポッと沼の底からガスの泡が浮かんでくるように突然出てくるのがここしばらくの恒例です。しかし、数年前までは五十音を一巡りで泡現象を起こせたのに、今や3度でも4度でも駄目な時は駄目。
    数日前亡くなった同期入社の友人を思い出すうち、昨夜は別の友人の名前が出てこなくなってこれには焦りました。
    

      就寝間際の深夜、回路を起動しても作動せず眠りにつくのも癪に障り、あげく会社OBの名簿を取出して、ページごと眺めながら泡が出てくるのを待ちました。彼が愛した故郷は広島なので広島県住所から検索しながら、もう亡くなっているかも知れん、と思いつつ30分ほど抵抗を続けていたらコポッと沼の底から泡が浮かんできて名簿に記載された彼の名前にたどりつけました(ちなみに現住所は広島ではありませんでした)。まことに懐かしく嬉しかったのですが、あと数年もすると名簿をいくら繰っても名前の片鱗すら思い出せず脳回路が起動しないかも知れません。ベッドの中で途中覚醒しながら、この作業にとりつかれ30分とも1時間とも認識できないまま夢現つになっていることがあります。

      認知症と言わずとも物忘れはどなたにもあるはずですが、私がひそかに怖れることは、胃を失ったことを忘れ生来の早食いに戻り、咀嚼不足で腸が詰まり七転八倒すること。そうなると、なんでこんなことに至ったのかも分からず、症状の説明もできなくなるでしょう。
胃切除者はおちおち認知症にもなれないのです。年寄りの暇潰しともいえましょうが、物忘れに対する、切実な(無駄な)抵抗を課せられています。それはともかく、春到来の常として左前頭部鈍い頭痛がやって来ました。すぎ花粉の飛散です。

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