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2024年10月

2024年10月30日 (水)

混迷政局でも株が買われる不思議

議席を減らしまくり自民党の一部県連から公然と首相辞任を促す発言がでて、産経、読売、朝日新聞の社説でも同調する光景は石破さんにとってますます厳しい状況になってきました。自民党は国民民主党や維新に部分連合を呼びかけると公言していますが、自党内部にすら石破腹心はいないし、全くといってよいほど野党とのパイプもなさそうなので、これからは声がけした野党の手玉にとられてにっちもさっちもいかなくなるように想像します。
   いっそ総理の座をかけてなりふり構わず突破口を見出すほど頑張るのが良いと思いますが、そこまでの政治信念や国民代表の責任感が石破さんにあるのか疑問です。遠からず政権を投げ出すことになるのでしょう。

 

一方で東京株式市場は政局の混乱をよそに力強く上昇しています。本日のプライム市場は商い株数34億株、代金約8兆円とかつて見たことのない大商いで東京終了後も先物相場は39600円まで上昇しています。こうなると、目をつぶって追随買いするしかなく、情けないことに私も、換金した一昨日より500円以上高値で、ロットも増やしてファンドを買って再参入する破目になりました。興味深いのは、本日大引け時点で、空売りの比率が48.8%。これは明日にも踏み上げが起こりかねない高い数字です。訳が分からないが何か起こりそうな市況です。

2024年10月29日 (火)

残念 ! 京都殿田食堂の閉店

ショッキングなニュース。長年お世話になった京都駅八条口近く南区、室町通東寺道交差で営業していた大衆食堂「殿田」が10月27日閉店になったと話題になっています。(https://www.excite.co.jp/news/article/Kyotopi_712a51db04040e173263ca36ec9326e8a9189b1f/)

 

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在りし日の殿田


柔らかな京うどんや、丼物をリーズナブルな価格で提供してくれて、口コミでインバウンドの観光客も訪れてここ数年は昼の営業開始早々店前に行列ができるほどでした。ご高齢の女将さん、フロア係のおっちゃんでは繁忙時にはさばき切れず、最近は数人の手伝いの方々が切り盛りしていました。行くたびに行列に並ぶのが玉にキズではあったものの、やさしく上品な出汁がきいた肉うどんと小粒の甘い稲荷ずしの大ファンで京都に旅行中は一度は訪れていました。小腹がすいた時に気取らずに暖簾をくぐって入れる店で多くのファンが嘆いているでしょうし、私も大変残念です。

2024年10月28日 (月)

コロナ・ワクチンを打ちました

午後かかりつけクリニックで予約していたワクチンを打ちに行きました。これで2021年から8回目です。市の助成があり65歳以上は3000円ですみます。クリニックの待合室はコロナとインフルエンザのワクチン注射を待つ患者で一杯でした。

ワクチンを打つと明日辺りはかみさんがダウンしてしまうので午前中に東京二子玉川のデパートで買い出しにかみさんと出かけました。おりしも、九州物産展が開催されていて、壱岐の干物やさつま揚げなどをついつい余計に買い込んでしまい、荷物だらけになります。私の目的は食料品買い出しでなく、三重松阪の「とらやういろ」と和菓子の上用饅頭探しです。上用饅頭は昔はどこにでもあった、こし餡いりの薄皮饅頭で、結婚式引き出物紅白のあのまんじゅうです。ただ最近は買い求める客もいないせいか、どこの老舗もほとんど予約注文で、店頭その場で買い求めることができません。たねや、栄太郎、叶匠寿庵、鶴屋吉信など全滅です。ネットホームページに「予約注文」と入れておけよと言いたいぐらい、今朝も肩透かしに合いました。
   唯一、浅草梅園(うめぞの)のカウンター店頭に「梅園まんじゅう」というものがありさっそく買い求めました。でも少し甘みが強すぎました。お江戸時代劇の賄賂の小判が下に隠された箱入りの白く丸いあの饅頭です。どの和菓子屋ももとはといえばあの上用(もしくは薯蕷)饅頭が元祖発祥の和菓子なのにもはや慶弔事手土産になってしまったのはとても残念です。
一方、とらやういろ(特設限定催事)は、定番「さくら」と「栗」を買い求めました。いつもの素朴で、かつ品のある抑えた甘さで久方ぶりにその芳醇な味を楽しみました。

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左 さくら、右栗  とらやういろ

 

昨夜の衆議院解散総選挙開票結果は、衝撃的な自民党石破政権大敗北に終わりました。

自民党議席が200にも届かず、自公で過半数割れ。石破政権の我田引水の世論読み違えで悲劇的いや喜劇的な結末です。当然と言えば当然でありますが、意外だったのは日頃自民党支持者であって、野党に投票したのは若年層でなく60代70代の投票者だったそうで、20代から30代の自民党支持層は呆れつつも律儀に自民党に一票を投じる有権者が大勢だったといいます(NHK調べ)。ひょっとすると、これほど議席を失ったことに慌てたのは、石破自民党にお灸をするつもりだけだった高齢の自民党支持者かもしれません。旧安倍派潰し、高市潰しに明け暮れ内部抗争に現(うつつ)を抜かした醜悪さに憤慨、失望した自民党支持層の気持ちが良く理解できます。

 

先週末金曜日、37900円の終値で購入した日経225インデックス投信は今日すぐに換金してしまいました。たったの1営業日で終値ベースで700円の鞘抜き。金曜月曜3日で1.8%値上がり、年率216%の利回り(意味はない!)です。自公政権の大幅議席喪失、これからのダッチロール運営を見越して空売りしていた投機家があまりに多かったのでしょう、東京株式市場開場後は踏み上げで奇妙な上げになりました。ただ希望を持って買えない相場が長続きするわけがありません、どうも居心地悪く不可解な相場なので全部換金してしまいました。石破総理がこの敗退の責めの矢面に立たされ次期総裁が決まるまで軟調な相場が続き、より良い買い時がきっと来るでしょう。

2024年10月25日 (金)

さて明後日は総選挙

今日は東京日本橋の三井記念美術館へ仏像展を見に行こうとして、お疲れのかみさんの大事をとって自宅に引き返しました。そこで選挙前最後の株式市場を眺めて、インデックス投信を買うことにしました。今年の最高値42000円突破に失敗した株式市場ですが、34000円台ぐらいまでの調整を予想しつつ買い下がるつもりでいるのです。今日は37千円台下値で買うつもりで待ち構えていたところ、38000円割れがやっと、最後の5分間でするする上がる始末で、やっと終値は37900円余りで落ち着きました。

石破政権は危惧した通り、やることなすこと出鱈目で行き当たりばったり。投票も棄権しようかと思ったものの一昨日、気が進まないまま期日前投票に出かけました。前回までに比べ投票に来る人は大幅に減少しているようです。投票率はかなり下がると思いますが、迷走政権に嫌気して棄権が増えてどうなるか、日曜日の開票結果を早く見てみたい気持ちです。石破総裁追落しが始まるでしょうが、自民党内にとどまらず、高市総裁忌避で野党と野合、野党がキャスティング・ボードを握って連立政権首班をとられることになれば悪夢です。立憲民主党の悪夢の政権と何ら変わらなくなりそうです。それだけはご免こうむりたし。

株式市場の参加者にとっては、追い出した旧安倍派無所属議員を取り込んでも自公過半数維持ぎりぎり、与党内のごたごたが迅速に新総裁選出に向かい、願わくば初の女性首相 高市氏登場がもっとも望ましいシナリオでしょう。

2024年10月21日 (月)

喀痰検査キットを提出しました

土曜日から今朝まで3回起床直後に痰を吐き出して、特定検診時にもらったキットに収納しました。プラ製の試験管に似た容器で中に白濁の検査液が入っています。問診時医師にお願いして追加してもらうもので、肺がんリスクが大きい 一日あたり喫煙本数×年数 >600 の喫煙経験者  は肺がん検診で対象になります。毎年診てもらっていますが、「クラス2=悪性でない炎症など異形の細胞がある」と診断されています。肺気腫があり、ある程度の数の肺胞が潰れたままなのでどこかに異常があるのでしょう。その程度の異常にとどまっていればまず安心です。胸部レントゲン画像では、大動脈弓がやや出ている、と指摘され高齢化による動脈硬化の影響とも言われましたが、肺そのものの指摘はありませんでした。
 検査キットを昼食後すぐにクリニックに提出して、運動不足解消に1時間ほどウオーキングをしました。

2024年10月17日 (木)

特定健診(2024年)を受けました

年に一回の、国民健康保険の特定健診(70歳以上無料)の日になりました。例年お世話になってるクリニックで、がん検診(肺がん、大腸がん、前立腺がんPSA検査)といっしょに、オプションで心電図、腹部超音波、シスタチンc(腎機能測定)、肺活量、腫瘍マーカー(CEA,CA19ー9)を加えてもらいます。かみさんも一緒にこの特定健診を受けるのですが、かみさんはPSAをふくめた腫瘍マーカーはなしで、さらにオプションの頸動脈超音波検査を加えるのが恒例です。かみさんは、かかりつけのクリニックで胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査は先月すませています。

クリニックへは午前8時30分に受付、10時45分ごろに二人とも全項目を終了することができました。

古希を越えると背丈が縮み若い頃に比べていまや3㎝以上縮小、2㎝弱縮んだかみさんも衝撃を受け大袈裟に嘆いていました。
朝から空腹で満員の待合室で待っていると、コロナ警戒でくたびれます。その疲労は残念ながら年々次第に顕著になります。

ただ今回は喜ばしいこともありました。脊柱管狭窄手術退院後のリハビリで、腹式呼吸のトレーニングをしていたおかげで呼吸器機能が改善されて、今回の一秒率は73%(速報値)でCOPD(慢性閉塞性肺疾患、俗にいう煙草病)にならない数値に改善していました。腹式呼吸のトレー二ングは腰部を支える腹横筋を鍛えて安定させる目的なのですが、結果的に横隔膜の動きを高めて肺の収縮、拡張作用を強くすることができます。一秒率とは肺満タンに吸い込んだ後、できるだけ素早く吐き出して、最初の一秒間で吐き出せる呼気の全肺活量比をいい、健常者は80%前後、70%未満になるとCOPDが疑われます。COPDは悪化すれば死に至る危険な病気で、進行を止めるには禁煙、呼吸器機能の強化しか方法がありません。去年まで一秒率が65%程度でしたから、腹式呼吸トレーニングの結果改善することが出来てほっとしました。まさに怪我の功名です。


   検査を終了して会計清算をする際に、例年通り肺がん検診の追加喀痰検査(医師が認めた場合、レントゲンに加えて200円で3回起床時採取した痰の中のがん細胞診断)のキットをもらいました。


昼食は早めですが駅前のJR東メッツホテル併設のファミレス(Denny’s)でとることにしました。この店はできてからもう30年ほどなのに利用したことがありません。料理は期待していませんでしたが、客の入りもよく、注文したハンバーグ、オムライス、デザートの味はおどろくほど薄味でやさしく美味しい。昔のデニーズの料理ではありません。値段も中途半端に一丁前の安くはない値段でしたが、安かろう、不味かろうではなく、十分納得できるコストパフォーマンスで正午頃の行列が納得できました。メニューにクラブハウスサンドウイッチや、フレンチトースト、ホットケーキ(古典的パンケーキ)があったのが気に入りました。次回はそれらをトライしたいと思います。デニーズもずいぶん進化していました。

 

健診結果は3週間後に郵送されてきます。

2024年10月16日 (水)

Dyson Hot & Coolのお目見え

テレビのジャパネットたかたの「本日限り大特価」の番組を見た途端、かみさんが、あれほしい!と言って衝動買いしたDysonの空気清浄機能付きファンヒーター Hot & Cool HP00 IS Nとかいう代物。ジャパネットたかた5年長期保証付きで38千円程度、パソコンで注文して翌々日には配送されてきました。Dysonのたかた通販での購入はサイクロン掃除機についで2台目です。掃除機はあまりの重さで取り回しに欠け、かみさんが後悔しきりでしたが、今回は初期不良点検がてら稼働テストをしてみてなかなかのご満悦です。

  送風温度が0℃~37℃まで設定可(もちろん0℃なんてのは無理でしょうが冷房ファン機能はあります)、リモコン操作、首振り、スリープタイマー付き。暖房はせいぜい8畳どまりの限定使用になりますが、かみさんがダイニングテーブルに座って作業する場面では、ピンポイントで十分温めてくれそうです。もっと強力な仕様のものを備えればコンパクトなスペース、低コストで済み、室外機や設置工事の必要なエアコンにとって代わる家族一人一人用パーソナル冷暖房器具として普及できそうです。

 それにしてもFanなしで送風ができる特許技術を思いつき製品化した技術者はやはり天才です。

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2024年10月14日 (月)

今年は金木犀の花盛り

    今年の秋は街のそこここで金木犀が濃厚な香りを振りまいています。いつもそばを通る3mもない樹が香りがなく元気なさそうな枝ぶりで気にしていたのですが、突然風に乗って遠くから香しい開花を知らせてくれました。地方版の新聞記事になったくらい今年は直前まで雨が多く、どうしたことが一斉に黄色のつぶらな花が開いて街中に香りを靡かせて道行く人を楽しませているとのこと。今まで気が付かなかった場所にも金木犀の樹があることに驚きました。いままでついぞ経験したことのない天変地異の一種といえそうですが、こんなサプライズであれば大歓迎でしょう。

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駄句をふたつ(字あまり)・・・・・『雨やんでかほり舞い立つ金木犀』『わが庵(いお)に忍びて薫る金木犀』

2024年10月10日 (木)

サントリー美術館 英一蝶 絵画展

久しぶりに東京赤坂のミッドタウン・サントリー美術館(東京都港区赤坂9丁目東京ミッドタウン・ガレリア3F) で開催中の「英一蝶   風流才子、浮き世を写す」展(~11月10日)を見に行きました。

江戸中期の風俗画家  英 一蝶(はなぶさ いっちょう、1652~1724)は、若くして狩野派の門下生となるも程なく破門され、その後は市井風俗、生活を巧みに描く町絵師として生涯を送りましたが、松尾芭蕉とも交流して俳諧をものし書道にも通じる傍ら、吉原遊郭通いに明け暮れ幇間(ほうかん、遊郭客の座を盛り上げる太鼓持ち)にもなってしまった一風変わった生き方をした人物です。江戸庶民の生活を生き生きと描き一流浮世絵師とも正統派の日本画家とも称されるほどの画才に恵まれていました。ただ時に風刺をともなう作品が徳川幕府に睨まれて伊豆三宅島に47歳から11年に渡り島流しに処せられています。ところがその流刑中も江戸豪商からの援助を受け、絵の注文が舞い込むほどの人気ぶりで、作品の屏風絵などに見入ると町絵師にとどまらない天賦の才能に満ちた芸術家であることが分かりました。江戸絵師 英の名は知っていてもその生涯を知り多くの作品を見たのは初めてでしたが、思わず釘付けになってしまうほど緻密な「漫画絵」の連続で、ユーモラスな庶民の生活、子供たちの姿など英が愛した江戸の町が目の前に浮きあがって来て、まことに楽しい展示でありました。


サントリーの前は、赤坂砂場(港区赤坂6丁目)で天とじ蕎麦、焼き鳥(塩)、かみさんはおかめ蕎麦を頂きましたが、日本橋室町砂場本店よりも塩が効き、締まった出汁の味付け具合で堪能できました。今回も赤坂支店に軍配が上がりました。砂場から地下鉄一駅そぞろ歩きでミッドタウンまで。和菓子老舗「青野」(港区赤坂7丁目)に寄り道したせいか30分ほどかかり、少々歩き疲れました。

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いつもの赤坂砂場   お隣の席で松岡修造ご夫妻が食べておられました   この店ご常連のようでした
宝塚歌劇団経営陣への批判めいた愚痴をうっかり口にしなくてよかった
松岡家は阪急電鉄中興の祖  歌劇団創立者 小林一三氏の後裔です

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天とじ蕎麦   車海老でなく小えびかき揚げでしたが美味

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おかめそば

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焼き鳥(塩)  さりげない風ですが塩加減の巧みさ、絶品です

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オフィス街の中に和菓子老舗  「青野」   ご店主が話好きで親切、ついつい色々買い込んでしまいました 

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東京ミッドタウン  旧防衛庁檜町庁舎跡の三井再開発

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美術館入口

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六曲一双の本格的な屏風絵「舞楽図」    ニューヨーク メトロポリタン美術館の収蔵品で、
メトロポリタンにはかなりの数の英作品が蒐集されているようです 
メトロポリタンや東京国立博物館収蔵作品は300年以上経てもまことに保存状態がよく流石プロだと思えます

2024年10月 8日 (火)

下肢神経痛の漢方薬探し

脊柱管狭窄除圧手術後、痛みそのものは軽くなってきましたがなお足底の感覚異常は残っています。
   部屋の中を歩いているとザラザラした皮膚の感覚、足指にまれに走るピリツキ、踵などの周縁部に出る圧痛です。
ただ痛みが出る頻度は段違いに少なくなりつつあります。

トラマドールなどの強い処方薬にいつまでも頼れないので、慢性症状に対応する漢方薬を試したいと考えています。
脊柱管狭窄で発症する坐骨神経痛に効果的とされる漢方薬には、
   牛車腎気丸、桂枝加苓朮附湯、桂枝加朮附湯、疎経活血湯、五積散が挙げられます。

患者の体質や発症の症状により効果の度合いが違うので4週間程度それぞれ服用してみて合うと思うものを選ぶことにします。問題は、牛車腎気丸程度であれば大抵のクリニックの医師でも処方してくれますが、それ以外は専門知識がないと処方を出してもらえないことが多いのです。ただし、いずれの漢方薬も第2類医薬品としてツムラ、クラシエなどが市販薬として販売しているので薬局で購入できます。

   このうち、牛車腎気丸と桂枝加苓朮附湯はすでに服用経験があります。牛車腎気丸の効果はすでに体験していますので、今、桂枝加苓朮附湯を1週間ほど継続中です。この薬は10年ほど前に腰痛を発症した時に服用しかつ鍼灸をしてもらって治癒したことがあり、確か2か月ほど服用したと記憶しています。その時は日本医師免許と中医学医師免許を持った帰化中国人医師の診察を受けた上でした。

 漢方薬は食前(30分以上前)、食間に服用するのが良いとされるのですが、私は胃がなく即小腸に落ち吸収が早くなるので牛車腎気丸は敢えて食後に服用していました。試しに桂枝加苓朮附湯を食前に服用すると快調で、牛車腎気丸よりも私には合っているようです。桂枝加朮附湯は基本的には加苓朮附湯と同等であること、五積散は販売する店が少ないので、次は疎経活血湯を試してみることにします。実はこの漢方が坐骨神経痛、関節痛、腰痛の一番の薬とされているようです。
     市販薬の有効成分は、処方薬の1/2以下でこれらは副作用の少ない薬剤なので無茶飲みや、いくつも併用しなければ問題はないでしょう。オパルモンやビタミン剤などと併用しても害は出ないということはネット上の医療情報では確認済みです。試用してみて牛車腎気丸、桂枝加苓朮附湯、疎経活血湯から選択するつもりです。

2024年10月 4日 (金)

山田五郎さん(65)の原発不明がん

コラムニスト、評論家の山田五郎さんが原発不明がんと診断されて闘病を開始したと公表しました。テレビの美術番組や、街歩きの番組でよくお見掛けする博覧強記の奇才の人物です。昔職場で同僚だった若い方の高校同級生で、東京生まれながら成長期に関西で育ち、大阪随一名門の府立北野高校の卒業だと知って、ずば抜けた好奇心と知性の高さに興味を引かれました。

原発不明がんとは、がん細胞が特定の臓器、骨で見つかってもその臓器発症のがんの種類と異なり、原発巣が分からないと分類され全がんの5%未満の希少がんです。がん細胞の見つかった臓器によっては治療方法が確立されていないものが多く、腹水や胸水で見つかるとステージが末期に近い可能性があり難しい治療を余儀なくされることが多いようです。

今回のマスコミ報道で詳しい説明がありません。それだけに、山田さんに一日も早く的確な治療を開始できるよう願って止みません。

2024年10月 2日 (水)

新内閣は総選挙を乗切れるのか?

昨日までに指名された石破内閣の新閣僚陣。目玉になるような新鮮な閣僚誕生はなく驚くほど地味で実行能力に疑問符が湧く布陣でした。党内孤高の新首相のもと、総裁投票に貢献したお仲間優先で、能力も、身体検査も横に置いたままという印象です。総理のみならず放言、失言、無責任その場限りの発言の怖れのある大臣勢ぞろいで短命政権になりそうな雰囲気がしてしまいます。

それにしても重要閣僚の中には、選挙区で勝てず比例選出に辛くも残った大臣が3名もいて、解散総選挙で生き残れるのか、石破総理、森山幹事長、小泉選対委員長あたりは何を考えているのでしょうか? その3名とは

   法務大臣 牧原秀樹 代議士(北関東比例区)、文部科学大臣 阿部俊子 代議士(中国比例区)、農林水産大臣 小里泰弘 代議士(九州比例区)

のお歴々です。

選挙区選出でも常勝の議員ばかりではないでしょうから、新布陣がそのまま無事に官邸に戻って来れるかは定かではありません。怪僧の風貌のごとき、村上誠一郎 総務大臣がアベノミクス全否定、負の遺産と悪辣な発言を言うそばで、石破総理は「岸田政治の継続」を繰り返して新キングメーカー岸田 前総理に恭順の意を示しているのですが、確か岸田さんも「アベノミクスの継続」を宣言して政権をスタートしました。アベノミクス全否定を公言する重要閣僚と、間接的にせよアベノミクスを継承しているはずの最高権力者 総理と端から、閣内対立していることになるのですから、石破総理の統率力も危ういものです。この大臣だけでなく放言失言癖のありそうな軽めの閣僚が多く、時が経過すればするほど石破内閣の言行不一致、思いつき発言・政策が明らかになり、困ったことに金融市場に大きな動揺を来しそうです。

2024年10月 1日 (火)

かかりつけ医に休薬相談

午後かかりつけの内科クリニックを受診しました。抗血小板薬クロピドグレルの休薬相談とワクチン接種予約が目的です。

クロピドグレルは数年前、特定検診時の頚動脈エコー検査(オプション、他の医療機関)で「プラークあり、軽度動脈硬化の疑い」と診断され、当時のかかりつけ医から処方され服用していたものです。ただし、頸動脈エコー検査はそのクリニックでも、また今のクリニックでも1年に1度継続して検査を受けていますが、プラークは1.1㎜以下の厚みで治療不要、かつ狭窄なし、と診断され、高脂血症でもないので脳梗塞、脳出血、心疾患のリスクは差し当たって高くないとされています。

また処方量は標準的な1日3回計75㎎でなく、毎夕食後1回25㎎でまるで気休め、予防薬とも思えるものでした。この夏、脊柱管狭窄症の手術を受ける際には、服用していることで動脈硬化による血管障害の可能性が問題にされ心外な事態になったこと、また常日頃から私自身、そもそもこの処方量、血液検査の結果に照らして不可欠な治療薬なのか疑問に思っていました。
しかも胃全摘後遺症の悪性貧血予防で服用しているビタミンB12剤も、脊柱管狭窄対症の血流促進剤オパルモンもどちらも血液サラサラ効果があり併用すると過剰になる可能性があります。

余計な服用を止めたいと思い、現在のかかりつけ医に相談をしましたが、『停止したとたんに脳梗塞などを発症するといけないしなぁ?』とブツブツ漏らしながら、可とも不可ともコメントはしてくれません。
  そこで、いったん3か月休薬して次の受診時、頸動脈エコー検査をしてもらい、問題がなければ服用停止し、その後も経過観察のエコー検査をお願いすることでようやく了解をとりました。そのうえ、医師から休薬中のリスク説明を受けて患者である私が申出た旨の「念書」もどきに署名をして落着しました。

 これで処方薬は、脊柱管狭窄症の当面の治療薬 トラマドール、オパルモンだけになります。クロピドグレルや大建中湯などは必要な事態になればその時また医師に相談をするつもりです。


巷間、高齢者の薬漬けが問題になるものの、一度医師が診断して処方してもらった服薬を止めることはこの例を鑑みてもそれほど容易ではないと思えます。医師自身の診断に常に迷いないものとはいえないでしょうし、ましてや他の医師が診断したものを改めて見直すことに積極的な医師がどれほどいるのか疑問になります。クロピドグレル1日25㎎という中途半端な処方を止めるには、当初処方をしてくれた医師しかいないのかも知れませんが、それにしても今のかかりつけ医はご自身のリスク管理は隙がないようです。当初の医師は20年以上に渡ってお世話になっていましたが、ご自身の病気で突然の廃業になったものでその後診断してもらえなかったのでした。


受診ついでに10月から始まった、コロナワクチン接種(8回目)とインフルエンザクチン接種の予約をしてもらいました。
コロナワクチンは今月下旬、インフルエンザは11月中旬でお願いしました。

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