手術後3か月フォローアップ
今日は予約された脊柱管狭窄除圧手術の3か月後フォローアップ受診でした。
病院では午後一番に受付してもらい13時からMRI、レントゲン撮影を受け14時過ぎに診察でした。MRI,レントゲンも今日は順番待ちの患者で一杯、診察室もフルに医師が詰めていて担当医師の電子掲示板には最も多く待機中患者の番号表示がありました。13:30予約はすでに私が最後、レントゲンを終えて待合スペースに行くと幸い数分で呼ばれました。
『 痛みは消えたがしつこく足底に知覚異常が残っています。少しずつ改善していると思うがしぶとい 』と聞かれるまま答えます。
執刀医から、パソコン上のMRI断面画像では馬尾神経の束が太く見えるようになって除圧がうまくいっていると説明されます。
確かに神経部分が白く大きく映っていましたがどの椎間なのか聞き漏らしました。後でもらったCDRのデータではL4~L5のようですが確信はありません。またレントゲンの脊椎画像で椎骨すべりは小さく、リハビリの効果なのか安定しているとお褒めに預かりました。
ついで漢方処方の打診をしたのですが心配したとおり、術後フォローアップは特段の問題なければ今日にでも終わる予定に
なっていました。
私の希望として『 漢方薬(エキス顆粒)を牛車腎気丸(ごしゃじんきがん、ツムラ医療用)、桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう、クラシエ市販)、疎経活血湯(そけいかっけつとう、クラシエ市販)をそれぞれ4週間ほど試して疎経活血湯がもっとも効果があるので処方してもらいたい』 とお願いし承諾してもらいました。
この3つはいずれも慢性腰痛、坐骨神経痛、筋肉痛など対応の代表的漢方薬ですが、医師には後者2つは初耳だったようです。どのような効果だったのか?副作用はなかったか?、効能を確認の上で3か月分処方を出してもらい必要ならば次回も処方の相談に乗ってもらえることになりました。市販の疎経活血湯(クラシエ)でも効果はありますが、有効成分が医療用(ツムラ)は2倍、保険適用価格で同成分にして5~6分の1ですから大変助かります。
疎経活血湯でだめならば、牛車腎気丸に加工附子末(附子はトリカブトの根、体温を上げる効果がある)を増量する処方もありますが、加工附子末の段階的増量には漢方に習熟した医師の対応が必要でこの病院では難しいようです。その時はまたその時、本日のところ疎経活血湯の処方をもらえてひと安心しました。3か月が過ぎて服用が必要なくなればさらに素晴らしい!
会計を済ませ病院そばの調剤薬局で薬を出してもらうことにしました。専門病院の患者が多く訪れるはずですが、疎経活血湯の処方は初めてだそうです。慢性腰痛の牛車腎気丸、急性腰痛によく使われる芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)の処方には慣れているものの、お二人の薬剤師から疎経活血湯(ツムラ53番)に関する質問攻めに合いました。しばらく談笑で盛り上がり「お大事に!」とにこやかに送り出されて20m離れた大通りに出た途端、代金を払っていないことに気づきました。領収書はもらっています。我ながら、ボケたのか? と反芻しましたがすぐに薬局に戻ってお支払いするとお互い大爆笑。疎経活血湯3か月分3850円。薬剤師さんも言われるまで気がついていませんでした。
帰宅早々、疎経活血湯一包を白湯に溶かして飲む方法を試しました。これはあかん、とんでもない苦みでした。
実は、明後日土曜から12年ぶり開扉の京都六波羅蜜寺秘仏国宝十一面観音像参拝、ついでに宝塚歌劇大劇場観劇の旅行の計画で未処理事項が残ると面倒なのです。品川まで来るのは煩わしい。今日はおまけに着替えの際、歯の詰めものが脱落してしまい、かみ合わせがうまくいかなくなりました。今日休みのデンタルクリニックへ明日急行しなければなりません。
良いこと、悪いこと、混然とした一日でした。