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2025年2月

2025年2月28日 (金)

プロレスラー西村修さんの食道がん

新日本プロレスラーで東京都文京区区議会議員(2011年~4選)の西村修さん(53)が食道がんで亡くなったと報じられています。

プロレスはテレビでも見なくなって久しくなり、私も西村さんを存じ上げていませんでしたが、2010年参議院選挙で国民新党比例区候補として立候補し東京新橋駅前で街頭演説をしていた光景に覚えがあります(落選)。西村さんは頑健、気丈なプロレスラーで、1998年後腹膜腫瘍を発症して克服したがんサバイバーだったのです。今度は2024年4月に食道がんステージ4と診断され治療を開始したもののがんはすでに左半身全体に転移していて10月には脳転移巣切除の外科手術を受けています。12月にリングに復帰するもその後の活躍かなわず永眠されました。

プロアスリートで頑健を誇った肉体にも無情にもがんは襲いかかります。西村さんが闘志あふれるまま短い充実した人生を送られたことは間違いないと思いますが53歳での終焉は無念だったでしょう。ただただ哀悼の意を捧げたいと思います。

2025年2月27日 (木)

熱海温泉一泊旅行

1年に一回のCT、胃カメラ検査が終わったので数十年ぶりに静岡熱海温泉に浸かりに行ってきました。「検査が無事に終えたことを祝って」というと言い過ぎで、結果がどうであれ1か月前に近場の温泉を楽しむ計画を立てていたのです。

宿泊先はマンモスホテル ニューアカオ(熱海市熱海1993-250)でした。

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ホテル2棟のうち山側 ホライズンタワー玄関 

老舗赤尾旅館オーナーが景勝地錦ヶ浦の広大な敷地を買取り、海崖ぎりぎりにバブルの権化のような巨大なホテルを建設し営業開始したのが1970年で、私は1978年だったでしょうか、業界仲間の集まりで懇親旅行をした記憶がありました。パリCrazy Horseのような巨大レストランで夕食をし意外と楽しかった思い出がありました。やがて目玉の団体旅行が廃れ豪華絢爛ホテルだったニューアカオも経営難に陥りました。2022年米系ビジネスホテルチェーンのマイステイズ・ホテルに経営権が移って昨年から新趣向で家族、カップルを呼び込む営業を始めました。レストランNishikiはほとんど装いを変えず90種の料理を並べた大規模ブッフェディナー(日本料理、フランス料理のレストランも館内にはあります)、3か所の大浴場、2か所の貸切風呂を新装、積極的にメディアでお披露目をして老若男女カップル、家族連れの宿泊客を呼び込み注目を浴びているようです。
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オーシャンタワーに残る大広間 

 

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大広間から見える熱海海岸はさながら東洋のモナコと例えられます

 

熱海海岸錦ヶ浦の崖の岩盤に沿って建設した2つのタワーを繋いでいるので館内は迷路状態、すぐに慣れるとはいえ部屋からレストランに辿り着くまでに10分近くかかります。17時30分からの夕食では、料理をピックアップする長蛇の行列、皆さんマナーが良いので苛立ちはしませんが皿を載せたお盆の重さに閉口しました。それでも、一人18000円程度のリーズナブルな割に料理もまず美味しいし、ツインベッド洋室もそれなりに清潔、静かで久方ぶりの再訪に十分満足しました。

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レストランNishiki 300人は入れます    ブッフェは品数多く好評でした

 

肝じんの温泉は  若い人には海水を温めただけのような塩化物泉に物足らなさを感じるかも知れませんが柔らかな透明、無臭の温泉で結構体も温まり10分、15分はのんびり苦もなく浸かっていられるので、むしろ推奨ものといえます。座骨神経痛の療養に十分です。
   こじんまりした静かな温泉旅館がお好みのかみさんも、窓の外の朝日が水平線を登っていく光景に感激して、大いに満足したようでした。贅沢できずとも、居心地良い家族向きリゾートホテルといえるでしょう。

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太平洋を昇っていく朝日   

 

翌朝早めにチェックアウトして来宮神社を参拝して、その後は市内をぶらついて買い物をすることにしました。来宮神社(熱海市西山町、JR来宮駅)は熱海郷氏神を祀った旧社(創建710年)で熱海駅からバスで20分。境内に有名な樹齢二千年 大楠 御神木があり、周囲を歩いて願掛けする参拝者で賑わっていました。来宮神社を出て熱海梅園(熱海梅祭り最終日)はすぐですが本日はパスし散策したものの熱海の町は坂が多くきついアップダウンでへとへとになりました。

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来宮神社本殿 

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樹齢2000年と伝わる神木  創建710年の神社より古い? 大楠がパワースポットを生み神社を勧請したのでしょうか

   行きかう人の少ない熱海銀座商店街で小綺麗な干物屋を発見、美味そうな地魚干物を買い込みました。「釜鶴(かまつる)」(銀座町10-18) という地元一番の有名店でした。さすがに金目の干物は小ぶり一枚で2000円、きんき、のどぐろも並んでいましたが、地元一番とは知らず試しにあじとサクラマスそのほか子魚だけにとどめました。熱海銀座は水、木休みが多く羊羹の「常盤木羊羹店総本家」(銀座町9-1)も休業、買えませんでした。総本家の向いに「鶴吉 常盤木羊羹」がありうっかりすると間違えますが、総本家と仲違いした暖簾で注意が必要です。『ここは総本家と一緒?』と女将さんに聞くと、ピシャリ「違います」と不機嫌そうに返答されて店を出ましたが、駅ビルLuscaでも鶴吉は常盤木ブランドで売っているし、本家の前で堂々営業していて、大胆不敵な小判鮫商法なのかと疑ってしまいました。総本家と鶴吉の間の葛藤の詳細を知らない第三者の下衆の勘繰りです。とにかく総本家目当てのかみさんはがっかりでした。

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常盤木総本家(水・木休業)残念でした

 

JR熱海駅前の平和商店街の桜井商店(田原本町6-4)温泉饅頭はこし餡が逸品、さらに駅ビルLuscaで臨時店舗の熱海産トマト、苺静岡紅ほっぺの甘さには帰宅後大感激しました。これでは、新幹線を使っての日帰り買い出しも十分価値があると思えます。

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桜井商店の温泉饅頭は出来立て、バラ売りを買ってその美味しさに惹かれて買うはめになりました
トマトは山形大蔵村肘折を上回る甘さ、苺もこんなに甘いのは初めてでした

2025年2月25日 (火)

2025年胃カメラ(食道検査)、胸腹部CT検査結果

先日検査を受けた上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、胸腹部CT検査の結果を聞きに地元の総合病院に行きました。午前9時30分の予約で受診開始が10時05分、三連休明けの待合室は内科、外科ともに一杯でした。

受付板掲示で呼び出され検査結果を教えてもらって15分ほどで診察は終了。検査結果ーーー

(1)食道は空腸との吻合部に異常はない。(私の予想に反して)炎症も表面に見られず特段の問題はない
(2)CT画像診断で特段指摘はなし。肺気腫があるが腫瘍はみられない。すい臓も問題なし
(3)検査前に採血した血液検査ではごく軽度の貧血症状(ヘモグロビン 13.1g/dl<基準値下限13.7)、
    アミラーゼ高値(156 IU/L、基準値140未満)があるが問題にせず

でした。画像を見せてもらいながらの質疑ーーー

①胃全摘後遺症のビタミンB12、葉酸欠乏による悪性貧血が知られているが、ビタミンE欠乏による末梢神経障害(下肢など)の医学記事(横浜市大医学部論文など)を見た。脊柱管狭窄症で足底の異常感覚が残って困るが、全摘後遺症のビタミンE欠乏による発症の可能性があるか?
――――「末梢神経障害はビタミンB6不足で起こる。ビタミンEは血流促進に関係するが、B6では?」
(否定的、試しにビタミンEのサプリでも買いますか? 手頃な価格で売っていますから)

②腸液逆流がしばしば夜中に起こるが炎症はないのか?  (画像を再度確認してもらいました)「見られない。きれいです」

③腹部大動脈石灰化がみられるが「加齢による現象で年齢相応」

と回答をもらい今年の検査を指摘なく終えることができました・・・特段問題ないよといわれほっとしてしまい、胆石、腎臓石灰化の質問を忘れてしまいました。アホか?

 

最後に医師から「来年はどうしますか?」と質問されたので、年1回の検査をぜひお願いしたい、また便潜血検査で異常があれば大腸検査をこの病院で大腸洗浄の液状下剤が苦手でビジクリア錠剤を希望するのでぜひお願いしたい、と申し上げて診察を終えました。これを聞いた先生は電子カルテに『年1回フォロー』と書込んでいました。

血液検査結果と、胸腹部CT・胃カメラによる食道検査画像のCD、DVD(2枚4400円)をもらい帰宅。ひとまず安心しました。

2025年2月20日 (木)

長崎大病院の医療事故

新聞全国紙で2月19日長崎大病院の医療事故会見が報じられています。

2021年4月下咽頭がんで治療を開始した70歳代男性患者が耳鼻咽喉科の精検で早期食道がんを見つけられましたが、主治医が消化器内科への連絡も失念し放置されたまま患者にも知らせなかったというもの。下咽頭がん治療を2024年10月に終え新しく担当した医師が記録を見返してその事態を発見し患者に謝罪し食道がんの治療を開始することになったといいます。耳鼻咽喉科内では食道がんを発症していることを認識されていたものの主治医任せのまま消化器内科との連携も患者への告知も関係者相互の確認に至らず患者治療行程の管理体制に不備があるのが原因のようです。

報道記事で不可解なのが病院説明の  『病変拡大があるが進行度が変わらない(まま)』だということです。3年半もの間進行していなかったというのは不幸中の幸いと安心しますが、ステージ1の食道がんが3年半もの間そのまま、というのは俄かに信じがたく、本当はステージ2とか3ではないのか、という疑問が湧きます。

  ちよっとした外傷や臓器機能低下の病気ではなく、間違いなく生命にかかわるがん患者なのです。そうであれば記者会見の「早期食道がん」という言葉で終わらせず、なぜもっと納得できる理に適った詳しい説明ができないのか?  メディアが読者に納得させる質問をして病院に説明を促せないのか? モヤモヤした疑問だけが残りました。大学病院が責任逃れをするため曖昧に誤魔化しているとは思いませんが、医療素人の外野から的はずれな糾弾をされてかなわん、簡略明瞭な言葉だけで良い、と居直っているような不信感が湧いてきます。生煮えの上っ面な記事しか書けないメディアにも責任はありそうです。


2025年2月18日 (火)

ウオシュレット水漏れ

18年前にリフォームをして使用しているTOTOウオシュレット・ノズルに給水する管から水が漏れ始めました。当初ジワッとバルブの周りに染み出る程度だったのですが応急措置でバルブを覆っていた紙タオルの濡れ具合が次第に大きくなってきました。漏れ始めて10日ぐらい。仕方ない、意を決して近くのヤマダ電機に相談に行ったらさっそく営業マンが飛んできて、見積もりを立ててくれました。ただ、リフォーム工事も職人手配が厳しく工事そのものは2週間以上先で、ともかく水漏れを止めてもらいウオッシュレットが交換まで使えなくなりました。ウオッシュレットごときが使えなくとも問題ないか、と思っていましたが、長年の習慣のインパクトは大きく、なければないでバスルームのシャワーを使うのは結構面倒なものです。でも水漏れトラブルを未然に防いでもらいひと安心でした。

TOTO製品とはいえヤマダ電機企画、営業力に頼った便器、便座セットで工事費込み22万円、TOTO工事に比して2割引き位なのかと思います。ウオシュレットの耐用年数は12~13年ぐらいだそうですから前製品の元はとれたので交換の潮時でしょう。便座自動開閉、タンクレスの最新型式であれば工事費込みで30~35万円が相場のようです。

2025年2月15日 (土)

交通会館 絶品甘味おかめ

買物の所要あり東京有楽町に参りました。

久しぶりに東京都心に出ることになった土曜。地下鉄日比谷駅からしばらく歩き、銀座6丁目交詢社ビル近くの蕎麦屋で軽く昼食を取ることにしました。ころっけ蕎麦を名物にする「そば所よし田」(東京都中央区銀座6-4-12)です。新橋に近い裏通りとはいえ、銀座の狭いビルの2階にある少し手狭な蕎麦屋。値段も手頃で近くのビジネスマンやキャリアウーマンがランチに来る穴場のお店です。夫婦で天とじところっけ蕎麦、そしてこれも名物ふわふわ、あっさり味の玉子焼きを注文しました。玉子焼きは私たちには初めてでしたが、席に着いた客がたいてい注文しているところを見ると人気メニューであることが分かります。とろとろで柔らかい出来あがりですが出汁を効かせず薄味、どこか心もとない歯応え、しかし癖がなく上品、粋な風味です。不思議な味わいで何度か食べると、きっと病みつきになる逸品でした。老舗江戸前蕎麦屋に比して値段はどうかすると6掛け7掛け、これで華の銀座でよく頑張っているなと思わせるお店です。

 

 

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よし田名物ころっけ蕎麦(手前)と玉子焼き  奥は小えびかき揚げ天とじ蕎麦 
かみさんが仲居さんに写真を撮って良いか?と聞いたら
「どうぞ、どうぞ、よく宣伝して頂戴」とにこやかに返されました


最後に立寄った東京交通会館(東京都千代田区有楽町2-10-1)。都民がパスポート取得、更新で通うパスポートセンターがあるビルです。

名産百年蔵味噌を販売する秋田ふるさと館1Fをはじめ各地名産品パイロット店のあるB1Fにいつも行列の「甘味処おかめ」(東京交通会館地下1階)があります。古くて狭い間口で決して綺麗とはいえない店構えなので横目に見るだけだったのですが、きょうは喉が渇きしばし休憩をとろうとその列に並び15分ほどで席にありつけました。

 赤飯やきしめんなどの軽食、おはぎ、テイクアウトもありますが、なんといっても豆かん、あんみつ、ぜんざいなど本格的な甘味メニューが目を引きます。大盛りソフトクリーム、寒天、小豆あんんの入った「蔵王あんみつ」には感激しました。濃密な味のアイスクリームと甘みが抑えられた寒天、小豆あんと程よい組み合わせに作ってありました。3月に山形蔵王温泉に行く予定で注文しただけで、人気ナンバーワンメニューと聞きましたがさすが絶品です。東京は味付けのはっきりした、ある意味武骨な甘味が多いのですが、これは意外に控えめでした。各品お値段も控えめで老舗赤坂虎屋のざっと半値です。狭いお店に内もフロアーも店員は女性ばかり、お年を召した方が多いのにきびきびして活気があり、常連ファンの多いことが想像できます。

甘味処おかめは元々有楽町の老舗で、千代田区麹町と有楽町イトシアプラザビルにも店がある人気店であると帰宅し調べて知りました。良いお店を発見したものです。

 

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正面のビルが東京交通会館   JR有楽町駅すぐ   各県物産店があり巡り歩くも一興です

 

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地下にある庶民派「甘味処 おかめ」 

 

 

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手前はあんみつ、奥 蔵王あんみつ  ソフトの下に美味なるあずきあん、寒天が隠れています 黒蜜をかけるとサイコーです!
胃のない私は案の定 ダンピングを起こしました

2025年2月14日 (金)

油断すると血液検査に出ます

かかりつけクリニックで1月16日の血液検査結果をもらいに行きました。ここのところ運動不足の生活を送っていますがちゃんとその結果が出ていました。それほど異常値があるわけでなく、医師によれば やや貧血気味だけれどあとは優等生ですよ、とのこと。

貧血気味というのは ヘモグロビン量 12.9g/dl(基準値 13.6~18.3) のようです。加齢なのか胃切除のせいなのか、それとも両方ともなのか分かりませんが低位安定です。気になったのは、先生の言う「優等生」らしからぬ数値が他にいくつかあったことです。( )内は基準値。

   血中アミラーゼ  152U/L (39~134)   尿素窒素 20.4 U/N (8.0~20.0)   HbA1c 6.0%(4.6~6.2、厳密には5.6未満)ただし空腹時血糖は77㎎/dl(70~109)です。

先生によれば、「いいや、この程度は誤差のうちですよ」とのこと。


ただ 血糖値(HbA1c)が高いのが嫌な感じです。間食のし過ぎでしょう。まだCT検査の結果を聞いておらず、アミラーゼ高値のすい臓の状態をその際 確認することになりますがちょいと油断してダレた食生活をするとしっかり検査結果に出るようです。
漢方薬常用の間定期的に血液検査をするように言われましたので、クリニックの予約をしてチェックをお願いすることにしました。

 

 

2025年2月13日 (木)

リフィル処方箋をもらいました

午後脊柱管除圧手術を受けた病院を受診。術後6ケ月になり疎経活血湯(そけいかっけつとう)の更新処方をもらう予定でした。

足裏のしびれと冷えたときに出る痛みの現状を説明しました。痛みはかなり改善しているので今回の処方3ケ月分で終わりに出来そうだと申出ました。すると、近く異動するので、リフィル処方箋はどうですか? という主治医からの提案です。リフィル処方箋とは慢性疾患などで症状が安定している患者が、一定期間内に繰り返し利用できる処方箋で2022年から制度運用されているものです。
    リフィル処方箋があれば疎経活血湯3ケ月ごと、今回に続き2回まで最長9ケ月の薬を処方してもらえます。次回以降は直接 調剤薬局に行けば良いのです。ただしポイントは同一の調剤薬局、更新処方は薬が切れる日の前後7日間に限定されます。

この専門病院は大学医局の系列下にあり先生の異動も医局に従うもので、投薬中何かあればこの病院の他の医師に相談するか、冗談半分に異動先を受診しに来てもらえば良いですよ、と言われました。駄目もとでありますが、疎経活血湯と八味地黄丸(もしくは牛車腎気丸)の併用が可能か相談し、持参した『フローチャート 整形外科 漢方薬』(新興医学出版社刊 新見正則・富澤英明 医師共著)を見てもらったうえで了解をもらいました。疎経活血湯+八味地黄丸の合方です。副作用(特に偽アルドステロン症、肝機能障害)をチェックするため血液検査をかかりつけ医で定期的に行ってください、という指示つきでした。


病院隣接の薬局で処方薬をもらいましたので次回以降もここまで来ることになります。自宅から1時間ほどかかりますが、それが気にならないぐらいの有難い主治医の対応に感謝を繰り返し申し上げて最後の受診を終わりました。このリフィル処方箋の次回利用は 5月7日から21日になります。

2025年2月12日 (水)

上部消化管内視鏡検査

地元総合病院で予約した上部消化管内視鏡検査(胃のない患者のための胃カメラです)を受けました。

    下準備の胃液抑制の内服液と口腔麻酔をされたうえで内視鏡を口から飲込みます。今回も鎮静剤なしなので医師と看護師の会話が耳に入ります。外科部長立ち合いで若い医師が内視鏡を操作してくれたようですが、丁寧なのか経験が浅いためで手間取ったのか分かりませんが、いつもより長く15分ほどかかりました。奥深くまで内視鏡を入れたせいで盛大にゲーゲーする破目になりました。検査中看護師が医師に「胸焼けがあるそうです」と伝えていたり検査終了後その看護師から「今欲しい薬がありますか?」と聞かれたぐらいなので、最近就寝中に発症する腸液逆流による食道の炎症が見つかったのでしょう。

    よく解釈すると長い検査時間は荒れた食道をじっくり見てもらったおかげかも知れません。結果は再来週の外来受診で聞くことになります。何を告知されるか気がかりではありますが細胞採取もなく緊急の説明もされなかったので、ここで心配するのは止めて外来でCT結果と一緒に説明を受けることにします。

さて明日は脊椎専門病院(処方箋)、金曜はかかりつけ内科を受診する予定(血液検査結果)、病院通い集中週間です。

2025年2月 5日 (水)

歌舞伎座猿若祭で蔦重(つたじゅう)

銀座歌舞伎座 猿若祭二月大歌舞伎をかみさんと連れ立って見に行きました。尾州藩愛知郡中村出身の狂言師  初代 猿若勘三郎(1598~1658) が江戸に下り1624年 芝居小屋 猿若座を立ち上げ江戸歌舞伎の発祥となったことを記念したお祭りだそうです。猿若は 本名 中村勘三郎で現在の中村屋につながる系譜といわれます。猿若座は後に中村座となります。また猿若の長男が初代 中村 勘九郎 (生没年不詳) でした。

二月歌舞伎 昼の部 演目は「 其俤対編笠  鞘當 (そのおもかげついのあみがさ   さやあて) 」、「 醍醐の花見 」と「 きらら浮世伝    版元蔦屋重三郎魁申し候 」です。「鞘當」「醍醐の花見」はそれぞれ30分ほどの小編、長い演目の一場面だけを再現したものでこれだけでは面白味も分からず退屈でした。「きらら浮世伝」副題の「 魁(かい)」とは先駆け、先陣を切る者、転じて大きく立派なもの、という意味、重三郎は物事を誰よりも早く始め時代を先駆けた、という意味合いなのでしょう。

  二月歌舞伎「きらら浮世伝」は現在放送中のNHK大河ドラマ「 べらぼう   蔦屋栄華乃夢噺(つたやえいがのゆめばなし)」と同じく、江戸時代 メディア王 蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう 1750~1797)の活躍を描いた新作歌舞伎です。大河ドラマに便乗した新作かと思ったものの、実は1988年(昭和63年) 銀座セゾン劇場 で、主人公蔦屋重三郎を 五代 中村勘九郎(のちの十八代 勘三郎)が演じ、美保純、山村美智子、原田大二郎、川谷拓三などが出演した劇「寛政期の青春グラフィティ きらら浮世伝」の歌舞伎化初演でした。脚本演出は どちらも 横内謙介です。横内は下北小劇団の若手座長でした。中村屋が演じた元々所縁のある舞台、それもどちらも横内脚本とあればこちらの方がオリジナルといってよさそうです(大河ドラマ脚本は森下佳子)。

 

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二月歌舞伎チラシ   松竹も力が入っているのか  珍しい二つ折り四ページのチラシです(表紙と3頁目)


  歌舞伎でありながらオーケストラ演奏の音楽が使われ、モダンな簡潔な大道具背景、演者のテンポの早いセリフ回し、きびきびした所作、話の展開もスピード感にあふれ、新作歌舞伎の真骨頂を感じられてまことに楽しい舞台でした。

     吉原遊郭生まれ、遊郭育ちのもらわれっ子 重三郎が錦絵の目利きとなり出版を志してのし上っていき歌麿、写楽の稀代の絵師を育て一世を風靡するも幕府の弾圧を受ける半生を描いています。蔦屋重三郎の周囲には江戸庶民文化の担い手となる絵師、彫り師、戯作者などがその人柄を慕って集まったそうで、多士済々が劇中に表れます。歌舞伎座筋書を読んで初めて気がついた人物の若い時代ばかりで、芝居を見ている間は誰が誰やら判別できないですし史実かどうかを疑いました。Wikipedia の受売りですが記録に残った事実のようでした。

     恋川春町(戯作者 1744~1789)、太田南畝(狂歌師 1749~1823)、 喜多川歌麿(1753~1823)、 山東京伝(1761~1816)、 葛飾北斎(1760~1849)、 瀧澤馬琴(1767~1848)、十返舎一九(1765~1831)などが劇中に登場します。



NHK大河ドラマは序盤 吉原遊郭の裏世界を赤裸々に描いていて、そのリアルさにPTA団体から苦情が殺到しそうな悪い予感をしていますが、この新作歌舞伎は遊郭描写が省かれ独立後の重三郎の躍動、爽快さ、エネルギッシュさ、不屈の闘志の爽やかな描写で分がありそうです。それも当代 中村 勘九郎の演技巧者によるものだと思います。勘九郎の舞台はますます磨きがかかり中堅役者のうち図抜けた存在になっています。

この舞台を見てこれからのNHK大河の版元立ち上げ後の蔦屋 重三郎の活躍も楽しみになってきました。
二月歌舞伎 「きらら浮世伝」、一見の価値あり。

 

 

 

2025年2月 3日 (月)

本日は立春

本日は立春です。天文学的に「太陽黄経が315度となる日」と聞いただけでは正直さっぱり意味が分かりません。日照時間の短い冬至と、日照時間が一日の半分となる春分、の中間日で二十四節気で春の始まりの日と言われるとなんとなく浮き立つ気持ちになります。

古代中国の暦では立春を1年の始まりとし干支もその時新しくなります。2025年の干支『乙巳(きのとみ)』は、国立天文台の暦で2月3日23時10分に甲辰年から変わることになります。
西暦645年7月中大兄皇子と中臣鎌足が実権者 蘇我蝦夷、入鹿父子を排斥し大王(天皇)中心の政治を取り戻したクーデター 乙巳(いっし)の変があった年です。さてどのような激変の1年になりますやら。新しい1年を迎えることになります。

 

P.S. トランプ大統領のカナダ、メキシコに対する輸入関税引上実施(4日)で、週明け東京株式市場は大幅下落をしています。トランプの恫喝、駆引外交の面目躍如ですがブラフと受け止めていた株式市場に動揺を来しています。中国などの競合国だけでなく、同盟関係のEUや日本にも同様の関税政策をとることになれば世界貿易は滞り株式バブルが弾けて1929年の二の舞を起こしかねないかも知れません(まさか~?)。とりあえず押し目を拾っていきたいのですが世界恐慌などなくとも、日経225は▲10%=35000~36000円ぐらいまでの下落はあるかも知れません。  3日13:30

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