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2025年5月

2025年5月29日 (木)

サントリー美術館「酒呑童子展」

東京都港区赤坂 東京ミッドタウン ガレリア3F サントリー美術館で開催中の特別展「酒呑童子ビギンズ」(~6月15日)を見ました。

友人夫妻とビルの中で昼食をとった帰り道に立寄ったものです。酒呑童子とは平安時代 丹波大江山に根城をもち悪行三昧をしていた悪鬼 酒呑童子が源氏武将 源頼光に退治される物語です。酒呑童子という妖怪が何を象徴し戒めとしたのか当時の人々のこの伝説への理解を知ることはできません。この展覧会ではサントリー所蔵の狩野元信筆 酒呑童子絵巻(江戸時代、重要文化財)とドイツ ライプツィヒ民族博物館の酒呑童子絵巻(住吉廣行筆、江戸時代)が惜しみなく披露されています。この物語の面白さはいまひとつ分かりませんでしたが絵巻の精緻な筆さばきは見事でした。


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2025年5月26日 (月)

小泉農水相に乞期待

小泉進次郎 新農水大臣の随意契約による備蓄米放出の概要がTV報道されています。備蓄米は令和4年産、3年産で消費者がその味に不満が出ないかあるものの5㎏ 2000円が実現できるかどうか世の中のすべての人が注目しています。
旧食管法がどうたら現食糧法の規定で随意契約がけしからん、とか米輸入にJAが反対とか雑音がありますがこの非常事態に重箱の隅を突っついた議論は論外です。通常ルートで販売されたはずの米が消えてしまった闇の流通経路の捜査や追及をなしに右往左往している農水省、マスコミの愚鈍さを糾弾すべきだと思います。

レジ袋廃止しただけの前環境大臣でその手腕を信頼できるとはいえませんが、今回こそ小泉進次郎の政治家としての真価が問われるべき事態ですし晴れ舞台になりうると思います。ご本人の全能力を発揮してもらうこと、好き嫌い・不信感を抜きに今回ばかりは手腕を見せてくれることを大いに期待しています。

2025年5月22日 (木)

戸隠うずら家のそば

 先月行ったばかりの長野を訪れ今回は戸隠神社を参拝しました。

かみさんの要望に従い前日に到着後善光寺参拝、市内で宿泊し翌朝戸隠神社を訪れました。急行バスでの戸隠参拝だけなら日帰りで可能でしょうが、戸隠の参道を歩いて一ノ宮の宝光社から神道(かんみち)で中社まで登ることにしたのです。戸隠神社最後の宮 奥社入口までは中社から徒歩で20分以上、さらに社殿まで熊が出没する深い森を徒歩40分かかるので中社までにとどめました。

長野移動後さっそく善光寺脇参道の小菅亭(そば処こすげてい、市内長野367)で昼食をとりました。蕎麦は細切、水分を含み柔らかめで北野家、大丸のそれとも共通しています。返しはやや甘口で好みが分かれるところでしょう。デミタスカップで焙煎香りのあるコーヒーをセルフサービスで提供してくれ洒落ています。宿泊は駅近くの相鉄フレッサインにしました。神奈川県下に営業路線のある相模鉄道グループのビジネスホテルチェーンです。先月も利用しましたが部屋が清潔、寝心地良いベッドでお薦めです。

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そば処 小菅亭   善光寺脇参道にあります   平日昼時を外れていたので店はすいていました

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湯葉玉子とじ  と天ぷら+かけそば

 

翌朝アルピコ長野交通の急行バスで戸隠神社宝光社まで直行(50分)しました。このバスは中社、奥社入口まで行くことができます。宝光社の男坂を下から眺めて即諦め、女坂をえっちらおっちら登り、それでも息切れしました。その後の中社までの神道は、時に熊も出没する森の中で日中といえども単独や、二人きりで歩くには心許なくスリル満点です。中に樹齢数百年の杉の大木や寄生する樹が絡まり大蛇のように見えるものもありさすがにパワースポットの妖気を感じさせます。


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戸隠神社最初の宝光社  男坂は難敵です


  
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森の中を行く神道  宝光社~中社、 中社~奥社とあります   中社まで若い人であれば20分ほどの登坂


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中社までの神道  人影もなくこんな道が続きます    前方を一人歩いていた男性が途中から諦めて引き返してきました


 

1747954764374生命力を感じる異形のデフォルメ

 

174795476456112_20250525202501絡まったつるが蛇にしか見えません


中社に着いたのが11時前、戸隠一番人気のそば屋 うずら屋を探します。中社大鳥居の斜め前、すでに長蛇の列で店頭の待合リストに名前を記して順番待ちをすることになります。「ただいま一時間待ちです」の表示があり、中社の参拝を先にすませました。曇り空が幸いして雨も降らず暑い日差しにさらされることもなく店頭周辺でのんびり待つことが出来ました。呼ばれたのは55分後でした。

250522124421408_20250526101501人気のない神道(宝光社~中社)を登りやっと中社に到着します



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中社社殿  本日はここまでです



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鳥居前にある 蕎麦処うずら屋  一番の人気店です  2階もあって中は結構広い


名前を呼ばれた時にその場に不在の客も、少なくとも一度は後で呼び直して入店させているようです。客待ちを仕切っている若い衆もキビキビしていて手馴れています。テーブルに座ってから気が付きましたが、この店は忙しくとも女性、男性店員も愛想よく気が利いていて動きが早い。店長らしきベテランの親父さんが、頼む前に蕎麦湯を飲むための茶碗をかみさんに持ってきてくれたり、「つゆを少し入れると美味しいよ」と新しく出し汁をすぐに持ってきてくれました。有名な繁盛店ですがこれだけ店員が親切でキビキビしているので人気がある理由が分かります。そして何よりそばが美味しい。帰りの急行バスの予約時間もありましたので、天ざると玉子とじだけで、見るからに美味しそうな蕎麦がき、蕎麦豆腐は試せませんでした。それでも十分 戸隠そば、山菜天ぷらを堪能できました。私は高校時代山岳部に入って北アルプス縦走の最後、戸隠そばを口にしてその美味しさに感動したことを思い出しました。自家用車や急行バスで直接中社まで来て戸隠そばを楽しみにやって来る参拝客の多いことは容易に想像できます。路線バスもあり往来に支障はありませんが、急行バスは全席指定、混雑するので事前予約が必須です。

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信州はそばの量は多め  細切、戸隠は腰があります(もちろん柔らかめに茹でてもらいました)
そばつゆは濁りなくすっきり、やや辛め

12時47分中社発の急行バスは45分で長野駅到着。ターミナルにある東急百貨店、JR駅ビルMiDoRi で土産物各種を買込んで、当駅始発あさま自由席に乗って帰路につきました。今夜はよく眠れそうです。

2025年5月19日 (月)

農政問題の責任閣僚

米価の高騰で日本の農政問題の欠陥に国民が憤っているさなかに当の江藤拓 農水大臣の破格ぶりにあきれます。

数か月前にマスコミ記者から戦後のインフレ生活苦の中、『貧乏人は麦を食べればよい』とあえて公言した総理大臣の名を知っているか?ときかれ池田勇人 総理大臣の有名な逸話をしれっと「知りません」と返答して、自称 農政族を揶揄されたことも記憶に新しい。備蓄米を放出しさえすれば米価は抑制されると自信を示したが結局それ以外の政策もなく、JAに大半を買い取らせたもののJAが流通を滞らせたまま価格高騰になす術がないままになっていることを失策と認識していないようです。この事態でも石破総理はリーダーシップを発揮せず。そんな中、江藤大臣が支援者を前に政治資金パーティ席上、信じられない軽口を叩いて与野党からも非難ごうごうになっていると言います。いわく、

  「(私は米を)買ったことがない。支持者の方々からたくさん頂けるので(家には)売るほどある」とのこと。

総務相、経済産業相、経済再生相(米国関税問題担当の赤沢大臣)、厚生相、そしてこの農林水産大臣と劣等だらけの閣僚に絶望的な気持ちになります。その中でもボンボン2世議員であるこの農水相は格別に能天気な人物で、令和の米騒動で真の能力や軽薄ぶりが国民にバレてしまったということでしょうか?

早晩お役御免にすべきこと必定なれどこの期に及んでも野放しの石破総理の政治センスに失望します。

2025年5月15日 (木)

生田緑地ばら苑

開園中の川崎市生田緑地ばら苑に行きました。800種3300株開花するというばら苑(川崎市多摩区枡形7丁目)はJR、小田急線登戸駅から徒歩20分ほど、春、秋の2回ばらの開花にあわせて無料公開され市民の憩いの場になっています。今年の春は5月8日から25日まで休園なしです。もともと小高い丘陵地にあるので、入口から最後の登坂、木製階段は毎年少しづつ過酷になります。薄曇りではあるもののうららかな天候に恵まれて平日でもたくさんの市民が集まっていました。ジーナ‣ロロブリジダ、カトリーヌ・ドヌーヴ、モナコ・グレース妃など天下の美女の名を冠したばらも毎年おなじみです。東京神代植物公園ほどの規模はありませんが。ここのばらの開花を楽しみにしている市民の方々は大変多いことです。

250515142621564最後の木製階段を登ってやっと辿り着き息苦しいなか 見下ろせる庭園   風が心地よい

 

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一年ぶり ジーナ・ロロブリジダ   

 

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カトリーヌ・ドヌーヴ  残念だけれど少し老木になってきました

2025年5月14日 (水)

リフィル処方 2回目

 

2月に脊椎専門病院でもらったリフィル処方箋2回目薬の購入に出かけました。

坐骨神経痛の疼痛緩和、血流改善、抗加齢のための漢方薬2種、疎経活血湯と八味地黄丸の90日分(それぞれ2.5g×3包/日)です。ただ、私は一日に2回1包ずつ服用しています。今日で1回目から90日目になりますが、薬局から電話があり処方箋有効の5月7日から21日までの間に来店するようリマインドしてくれました。薬局までちょうど1時間、面倒ですがせっかく発行してもらったリフィル処方箋を生かすためにこれくらいの手間に文句は言えません。薬局はめったに出ない種類の薬で不良在庫を避けるため来店確認の必要があるのでしょう。
  リフィル処方箋とは1回の診察で最大3回まで繰り返し使用できる処方箋です。症状の安定している患者が、医師が認めた場合に診察なしで薬が購入でき患者の診察費軽減、医師の医療労働負担の軽減に資するとして2022年4月から導入されたものです。保険の処方は1回につき90日分が限度になります。薬剤師が患者に面談し副作用など重篤な症状が出ていないか確認したうえで処方、処方箋裏面に記録して終わります。

 

今日は天気も良くかみさんを同伴し薬局の後に、しばらくご無沙汰の羽田空港のターミナル見学に寄ることにしました。国内線の日本航空が占拠する第1ターミナルを探索しました。薬局のある りんかい線(東京臨海高速鉄道) 品川シーサイド駅から天王洲アイルでモノレールに乗り換えて第一ターミナルへ。モノレールは30年ぶりぐらいの乗車でまことに懐かしい。羽田沖の海岸風景も変わっていません。
  ターミナルの中には期待したほど飲食店があるわけでなく午後1時過ぎでも行列客が多く比較的すいていた「ライオン」でオムライス、ハンバーグの洋食ですませました。展望デッキで駐機エプロンを見学、意外とたくさんの人がいて、中に700㎜ほどの望遠レンズつき一眼カメラを持った若者もいました。ちょうどデッキから外れて離陸滑走に出発するエアバス大型機を見て理由が判明しました。大谷翔平選手の顔と"Dream Sho Jet"の文字が描かれたエアバス機で「夢を追う若者」を応援する、JALプロジェクトなのだそうでした。この特別塗装のエアバス機は毎日国内での運航に使用され来年3月までキャンペーンはつづき、JAL ホームページに運行が公表されていて、福岡行として出発するところでした。(我々夫婦の普段の行いが良いせいか)ドンピシャのタイミングで遭遇しラッキーでした。
   その昔小学生の時、旅客機がボーイング、ロッキード、ダグラス、フォッカー(オランダ)、BAE(英国)、ダッソー(フランス)ほか、多種類の個性的外観の飛行機を見るのが楽しみで大阪伊丹空港に弁当持参で通ったものでしたが、現在はほぼエアバス、ボーイングだけなので、展望デッキでは航空会社の塗装の違いだけを楽しむことになります。

費用がバカ高くなり長時間のフライトも辛いため海外旅行の縁も遠くなり、久しぶりに訪れた空港の展望デッキでしたが運よくDream Sho Jetを見られて気分よく帰路に着くことができました。

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羽田第一ターミナル   迷路のようで出発前の時間に余裕がないと使いにくい  期待に反して飲食店が少なかったです



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JAL国内線エアバスA-350機    Dream Sho Jet 号   デッキを離れて滑走路にむかうところ

2025年5月11日 (日)

高関税紛争の行方

今週末はスイスで米中の貿易協議が行われています。そもそもトランプの高関税賦課が、中国製品の締め出しなのか単なる米国製品購入要請のブラフなのか、それとも中国産業全体の弱体化を意図しているのか、そもそもの動機が理解できなくなってきました。トランプお得意の『取引』と言うことですが、マフィアまがいの因縁、いいがかり、挑発とどう違うのか判別できません。英国とは自動車、鉄鋼、アルミ製品で低関税もしくはゼロの基本合意をしたとのことですが、第一次トランプ政権からの持ち越しだったそうなので、そもそも日米交渉などとは時間軸が違っていてすぐには参考にならないようです。石破首相は「日本政府の要請とは全く異なる。日本は撤廃を求める」と言明していますがそれにしては策はなさそうで、ただ有効な反撃策や交渉材料を持っていないことを自ら白状しているようにも見えます。

ブルムバーグの記事を読むとアジア富裕層はトランプの不安定な外交政策、移民政策を不安視して米国株式や債券から巨額の流出をさせていると推測していて、台湾ドルや人民元の予想外の上昇を招いていると書かれています。その資金はいずれ、欧州やアジアの株式、債券に流れていくでしょうが、こうなると米国株式に投資したままの日本の個人資産は相当の痛手を被ることになるかもしれません。

株式相場の浮き沈みは投機家にとって資本主義、自由市場の醍醐味でしょうが、一方でこの不安定さ、不確実性は理屈では説明できないことが分かります。米中協議の成果を楽観視し期待している投資家の動きは大きな攪乱を招きそうです。

 

2025年5月 7日 (水)

ストーカー対応の不可解な神奈川県警

川崎市川崎区で20歳女性にDVをしたうえ、別れ話から逆恨みで殺めた27歳男性の事件。被害女性が最寄り警察署になんども脅威を訴えストーカー被害を相談していたとのこと。昨年12月に行方不明になったにも拘わらず、警察署は詰めの甘い任意事情聴取、任意自宅捜査を繰り返したものの犯人自宅で遺体を発見したのが今年3月で、結局この凶悪犯罪を阻止できませんでした。

事件の詳しい経緯はこれから明らかになると思いますがテレビ報道では、女性が告発を取り下げた、復縁したと思った、事件性がないと判断した、と真実性の疑わしい情報が洩れてきて、捜査側の言い訳の垂れ流しオンパレードです。遺体発見前後から凶悪犯罪担当課事案になったようですが、それまでは生活安全課であったことが後手後手、生ぬるい対応になった一因かも知れません。それにしても神奈川県警は横浜市や川崎市の大人口都市、京浜工業地帯を抱える、決して平穏安寧ではない地域を管轄しており、それだけ都道府県警の中の雄であるべきはずです。


ただこの街の交番の印象はそれほどのプロ意識を感じません。我が家の玄関ドアに悪戯をされて2度、交番巡査に来てもらいましたが、一人の男性警官は、親身に聴いてくれ(るフリ?)、
      『時々はマンションの棟内を巡回し加害者を牽制することにしましょう』
      『オートロック前のインターフォンで状況を伺い、他の住民に警らしている我々の姿を見てもらいます』
など調子のよいことを口にしていましたが、それ以降一度も警察署や、相談した交番の警官の姿を見かけたことがありません。交番は各警察署生活安全課の傘下です。できもしないことを安請け合いして真剣な対応をしないのでは、警察に対する住民の信頼を失わせます。口先と行動が相違するのは石破政権だけではありません。


この殺人事件の報道を毎日耳にしていて、もはや警察当局の真剣味の欠如、緊張感が無くなっているのだろうと感じざるをえません。
嘆かわしいものです。

2025年5月 1日 (木)

会社同期生の逝去

東京日本橋たもと、いつものレストランTOYOで友人とまったりとした昼食。

最近肝臓に出来たがんの切除手術後、急逝した同期生の話題になりました。友人とはごく親しく近況のやりとりがあったといいます。
私が知っているのは10数年前現役時代に、彼が難治の肺がんを克服した元気いっぱいの姿でした。


   引退後は食道がんを内視鏡切除で治療し克服したのでしたが、数か月前に血尿が出て泌尿器の検査を受けていました。血尿の原因が知らされないままその後の連絡を受けたのが2か月前。入院、肝臓の一部切除の大手術で、退院後に快気祝をしようと言い合っていたところ、ご家族から突然ご逝去の知らせがあったとのこと。友人はショックを受け信じられなかったと言います。  亡くなった同期生はタフな精神力を持つ仕事熱心な切れ者だっただけに、ご本人は開腹、肝臓手術でも、がんに負けるなど思いもしなかったのでは、と彼の心情を想像したといいます。

3つの多重がん罹患の人が身近にいることは珍しいとはいえ、加齢による免疫力の衰えは誰にも訪れるし、不幸にしてがんが我が身に忍び寄ることを避けるのは難しいことであります。日頃から少しばかり生活習慣に気を配り検診を欠かさず受けて早めに治療をしてもらえるようにするしかないね、という結論に達し友人と別れました。

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