最新血液検査結果
秋田旅行前6月6日に受けたかかりつけクリニックでの血液検査結果を聞きに行きました。
漢方薬の副作用と前回1月の基準値外の項目をチェックするための検査でした。結果は、漢方薬による障害(肝機能、腎機能)はなし、血清アミラーゼ、糖尿の項目は基準値内への改善、もしくは基準値内での小幅劣化で今回問題ありませんでした。
ところが、前回貧血気味の数値を心配して医師が検査項目に入れてくれていた血清フェリチンの数値から「鉄欠乏性貧血」を指摘されました。予想外の指摘はイヤーなもんです。
まず私が注目していた項目、( )内が基準値と前回1/16数値ーーー
血清アミラーゼ 133 (基準値<134、152)
HDL 74 (40~80、76) LDL 133 (70~139、111) L/H比率 1.8 (<2.0、1.5)
クレアチニン 0.83 (~1.09、0.83) eGFRcr 69.2(≧60.0、69.4)
空腹時血糖 87(~109、77)
HbA1c 5.9%(~6.2、6.0)
間食過多、運動不足の割に大した悪化がなくひと安心。 問題は『鉄欠乏を発症して、赤血球数、血色色素(ヘモグロビン)、ヘマトクリット(血液中の赤血球の割合) の数値が貧血を示している』との指摘でした。
胃切除とくに全摘では①胃酸の欠乏によるビタミンB12 吸収障害で悪性貧血(巨赤芽球貧血)、②十二指腸での鉄分吸収が障害する鉄欠乏性貧血、③カルシウム吸収能力低下による骨粗しょう症など、が後遺症として起こることがあります。それだけではなく医師が心配しているのは消化管からの出血でした。胃がん、大腸がんで出血が起こると体内の鉄が不足しいつの間にか貧血になります。因みに貧血を示す今回の数値は以下の通りです。
血清フェリチン 10.4ng/ml (基準値 21.0~282)
赤血球数(RBC)417×4乗/dl (438~577)
ヘモグロビン 12.1g/dl (13.6~18.3)
ヘマトクリット 37.1% (40.4~51.9)
医師から大腸内視鏡検査(最近2年未検査)を勧められました。私は検査前の水溶性下剤が苦手で、この2年便潜血反応ないことを確認して内視鏡検査を受けていませんでした。大腸内視鏡検査を受けるためには水溶性下剤でなく「ビジクリア錠剤(日本ゼリア新薬工業)」という下剤が唯一の救いでこのクリニックでは以前ビジクリアの処方をしてくれなかったため地元総合病院で受けていたのです。最近は他の患者のニーズもあり、ここでも、自宅でビジクリア服用し大腸をすっからかんにして登院、内視鏡検査を受けられるようになったとのこと。2月に受けた地元総合病院での血液検査、上部消化管内視鏡検査、腹胸部CT検査でも異常なしの所見であったことから、すこし間をあけて9月に貧血検査と内視鏡検査の可否を相談することにしました(頸動脈エコー検査を9月予約済みです)。
もはや大腸がんになっていたとしてもいよいよ末期となるまで数年あるでしょうし、この年で今更という気もしましたがビジクリア錠剤であればマァ頑張ってみるか?と考え直しました。次回腹を決めることにして、クリニックからの帰り道『鉄+葉酸』サプリメント、ついでに末梢神経障害(足底痺れ・痛み)に効果あるかもしれない『ビタミンE』サプリメント、それぞれ3か月分を購入しました。いずれも最大摂取量を調べて許容量範囲を確認ずみです。
帰宅後血液検査の経年数値を見直すと2018年頃(胃全摘後12年)から貧血気味だったことが分かりました。
いやはや、万一 大腸がんでなく、胃全摘の後遺症や老化による鉄吸収能力低下であるとしてもそれはそれでショックなもんです。