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脊柱管狭窄治療

2025年5月14日 (水)

リフィル処方 2回目

 

2月に脊椎専門病院でもらったリフィル処方箋2回目薬の購入に出かけました。

坐骨神経痛の疼痛緩和、血流改善、抗加齢のための漢方薬2種、疎経活血湯と八味地黄丸の90日分(それぞれ2.5g×3包/日)です。ただ、私は一日に2回1包ずつ服用しています。今日で1回目から90日目になりますが、薬局から電話があり処方箋有効の5月7日から21日までの間に来店するようリマインドしてくれました。薬局までちょうど1時間、面倒ですがせっかく発行してもらったリフィル処方箋を生かすためにこれくらいの手間に文句は言えません。薬局はめったに出ない種類の薬で不良在庫を避けるため来店確認の必要があるのでしょう。
  リフィル処方箋とは1回の診察で最大3回まで繰り返し使用できる処方箋です。症状の安定している患者が、医師が認めた場合に診察なしで薬が購入でき患者の診察費軽減、医師の医療労働負担の軽減に資するとして2022年4月から導入されたものです。保険の処方は1回につき90日分が限度になります。薬剤師が患者に面談し副作用など重篤な症状が出ていないか確認したうえで処方、処方箋裏面に記録して終わります。

 

今日は天気も良くかみさんを同伴し薬局の後に、しばらくご無沙汰の羽田空港のターミナル見学に寄ることにしました。国内線の日本航空が占拠する第1ターミナルを探索しました。薬局のある りんかい線(東京臨海高速鉄道) 品川シーサイド駅から天王洲アイルでモノレールに乗り換えて第一ターミナルへ。モノレールは30年ぶりぐらいの乗車でまことに懐かしい。羽田沖の海岸風景も変わっていません。
  ターミナルの中には期待したほど飲食店があるわけでなく午後1時過ぎでも行列客が多く比較的すいていた「ライオン」でオムライス、ハンバーグの洋食ですませました。展望デッキで駐機エプロンを見学、意外とたくさんの人がいて、中に700㎜ほどの望遠レンズつき一眼カメラを持った若者もいました。ちょうどデッキから外れて離陸滑走に出発するエアバス大型機を見て理由が判明しました。大谷翔平選手の顔と"Dream Sho Jet"の文字が描かれたエアバス機で「夢を追う若者」を応援する、JALプロジェクトなのだそうでした。この特別塗装のエアバス機は毎日国内での運航に使用され来年3月までキャンペーンはつづき、JAL ホームページに運行が公表されていて、福岡行として出発するところでした。(我々夫婦の普段の行いが良いせいか)ドンピシャのタイミングで遭遇しラッキーでした。
   その昔小学生の時、旅客機がボーイング、ロッキード、ダグラス、フォッカー(オランダ)、BAE(英国)、ダッソー(フランス)ほか、多種類の個性的外観の飛行機を見るのが楽しみで大阪伊丹空港に弁当持参で通ったものでしたが、現在はほぼエアバス、ボーイングだけなので、展望デッキでは航空会社の塗装の違いだけを楽しむことになります。

費用がバカ高くなり長時間のフライトも辛いため海外旅行の縁も遠くなり、久しぶりに訪れた空港の展望デッキでしたが運よくDream Sho Jetを見られて気分よく帰路に着くことができました。

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羽田第一ターミナル   迷路のようで出発前の時間に余裕がないと使いにくい  期待に反して飲食店が少なかったです



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JAL国内線エアバスA-350機    Dream Sho Jet 号   デッキを離れて滑走路にむかうところ

2025年3月15日 (土)

本日から疎経活血湯、八味地黄丸の合方

牛車腎気丸が切れたので、本日から八味地黄丸処方薬の1日2包づつ、疎経活血湯との合方に変更しました。八味地黄丸は2月に脊椎専門病院を受診して処方してもらったものです。ついでに附子末(アコニンサン、市販三和生薬)を追加することにします。 体を温め八味地黄丸の効能を強めるとされます。附子末はこの前の短い期間試しましたが副作用は出ていません。副作用としては動悸、息切れ、血圧上昇などがあるといいます。

2025年2月13日 (木)

リフィル処方箋をもらいました

午後脊柱管除圧手術を受けた病院を受診。術後6ケ月になり疎経活血湯(そけいかっけつとう)の更新処方をもらう予定でした。

足裏のしびれと冷えたときに出る痛みの現状を説明しました。痛みはかなり改善しているので今回の処方3ケ月分で終わりに出来そうだと申出ました。すると、近く異動するので、リフィル処方箋はどうですか? という主治医からの提案です。リフィル処方箋とは慢性疾患などで症状が安定している患者が、一定期間内に繰り返し利用できる処方箋で2022年から制度運用されているものです。
    リフィル処方箋があれば疎経活血湯3ケ月ごと、今回に続き2回まで最長9ケ月の薬を処方してもらえます。次回以降は直接 調剤薬局に行けば良いのです。ただしポイントは同一の調剤薬局、更新処方は薬が切れる日の前後7日間に限定されます。

この専門病院は大学医局の系列下にあり先生の異動も医局に従うもので、投薬中何かあればこの病院の他の医師に相談するか、冗談半分に異動先を受診しに来てもらえば良いですよ、と言われました。駄目もとでありますが、疎経活血湯と八味地黄丸(もしくは牛車腎気丸)の併用が可能か相談し、持参した『フローチャート 整形外科 漢方薬』(新興医学出版社刊 新見正則・富澤英明 医師共著)を見てもらったうえで了解をもらいました。疎経活血湯+八味地黄丸の合方です。副作用(特に偽アルドステロン症、肝機能障害)をチェックするため血液検査をかかりつけ医で定期的に行ってください、という指示つきでした。


病院隣接の薬局で処方薬をもらいましたので次回以降もここまで来ることになります。自宅から1時間ほどかかりますが、それが気にならないぐらいの有難い主治医の対応に感謝を繰り返し申し上げて最後の受診を終わりました。このリフィル処方箋の次回利用は 5月7日から21日になります。

2025年1月28日 (火)

今日から牛車腎気丸合方を試します

昨日まで 疎経活血湯+八味地黄丸の並行服薬(合方、がっぽう、ごうほう)を試してきました。疎経活血湯(ツムラ)は処方に従いエキス顆粒 2.5g1日3包、八味地黄丸(クラシエ)は市販薬で用量表示通り1日2.6gを3分割、併用期間3週間でした。処方薬 疎経活血湯は11月末以来ですから丁度2か月、右臀部から太ももまでの筋肉周りのこわばりがとれています。ただ、足裏のざらつきが軽くなっていますが、冷えたときなどは遊走性の痛みがたまに出てきます。服用効果はまずまずですが痺れが完全には消滅していません。

牛車腎気丸は保存療法で診てもらった整形クリニックで服用途中になって30日程度残っています(除圧手術で中断)。
今日から、疎経活血湯、牛車腎気丸を合方するにあたり、いずれも処方薬なので量を減らして1日あたり2包ずつ、午前中と就寝前に服用する計画です。

つまるところ、新興医学出版社「フローチャート 整形外科 漢方薬」(新見正則、富澤英明 共著)記載の脊柱管狭窄症処方です(本書では八味地黄丸、ただし牛車腎気丸でも良いとされています)。さらに効果がでることを期待しています。

 

 

 

  (余談) 中国VC DeepSeekが低コスト高性能AI アプリを開発したと公表したおかげで、中国に対立する米国はじめAI開発、西側世界の半導体装置製造メーカーの株式が急落しました。これは昨日東京市場から始まりましたが私が詳細を知ったのが今日。今日の終値でインデックス投信を全額解約しました。幸いわずかでも利益が残りましたが、相場ものは油断大敵です。米ナスダック、日経225はしばらく調整局面になりそうです。    

2025年1月 7日 (火)

腰部脊柱管狭窄症=「腎虚」説

漢方処方を用いている整形外科医 Dr.T(富澤英明医師、東京蒲田病院 整形外科部長)のYou tube講演を聞いたり著書を読んでいると、高齢者腰部障害は筋力低下、減少に伴う加齢変化だとしています。なかでも脊柱管狭窄症は下半身の自律神経失調を生じた、漢方でいう「腎虚」そのものだといいます。腎虚とは 体温調節ができないための冷え、排尿調節ができない頻尿、ふらついたりロコモになる運動失調、感覚異常の結果生じる下肢しびれ、還流障害によるむくみ(浮腫)など諸機能のコントロールが働かなくなった症状をいい、これは老化だというわけです。

  脊柱管狭窄症はそれらの症状が当てはまる腎虚の典型、つまり老化、また、糖尿病は老化を促進させる「早老病」であるともDr.Tは言います。

 

なるほど、糖尿病では動脈硬化が進行して血流障害が起こり末梢神経が障害して足、足裏にしびれ、頻回のこむら返りを発症しますが、その漢方治療薬は『腎虚に効く』という八味地黄丸や牛車腎気丸です。ネットでの医療情報によると、人工透析を受けておられる患者も血流障害、尿毒素蓄積が起こって知覚神経が損傷し、足の裏がむずむずしたり、痛みが出ると牛車腎気丸を投与して治療することがあり、末梢神経への栄養補給の滞りに原因があるとされます。

 Dr.Tはその著書(新興医学出版社刊「フローチャート整形外科 漢方薬」)の中で、
 
 腰部脊柱管狭窄症   ファーストチョイスは八味地黄丸(腎虚)、
 閉塞性動脈硬化症を合併の場合   八味地黄丸(腎虚)+疎経活血湯(一般的な腰痛、血流促進)を合方(がっぽう、
 並行して服用すること。
 ただし分量は2/3に減量)する処方を推奨しています。
  (読むうちに気が付きましたが、この本は医師向けのガイドブックで患者向けではありません)

八味地黄丸効能は牛車腎気丸とほぼ変わりません(むくみが強い時、牛車腎気丸)。つまり「八味地黄丸+疎経活血湯」の組み合わせは、進行した糖尿病の血流障害症状、腎不全による知覚異常に対する処方と同じというわけです・・・やっと理解できました。


もっとも私は手術の前に両下肢の部分の血圧、血流にも異常なく糖尿病でもないことを検査済みなので、糖尿病や腎不全ほどの重度ではないものの末梢神経の障害がでてしびれがあるのかも知れません。その治療は足底の血流を促し末梢神経に栄養を行き渡らせることが漢方では効果的処方なのでしょう。そこでいまある疎経活血湯に市販のクラシエ八味地黄丸を加えて服用してみることにします。八味地黄丸は医療用処方量の半分以下で問題ないでしょうが、副作用がでれば即中止をするつもりで3週間ほど試してみたいと思います。
・・・・・その効果はいかほどか、乞うご期待。

2024年12月30日 (月)

疎経活血湯服用1か月

腰痛治療の漢方薬 疎経活血湯(そけいかっけつとう)服用を始めて32日過ぎました。この漢方薬は腰部脊柱管狭窄除圧手術を受けた病院で処方してもらったものです。この漢方薬は牛車腎気丸、桂枝加苓朮附湯(桂枝加朮附湯と同じ)とならんで慢性化した腰痛によく効く漢方の一として古くから愛用されているといいます。飲むとすぐ体が温まる作用を感じ、朝起きる時に布団の中の足先がポカポカしている状態になります。それもそのはず、元々血流を取戻し末梢血管の再生機能を強化する働きがあり、損傷した末梢神経に血流を確保、栄養分を行き渡らせ神経を補修するのだそうです。

 効能書には「体力中程度で、痛みがあり、ときにしびれがあるものの次の諸症:関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛」とあり腰痛のみならず(頭を除いた)全身の痛みに対応しますがロキソニン、タリージェ、リリカなどの西洋医薬の即効性はありません。一般的な漢方薬と同じように効能を感じるまでに3~4週間ほどかかるようです。

服用は一日3包(2.5g×3)でフル処方量です。副作用(かゆみ、めまい、下痢など)が出れば2包ぐらいに減らすのですが、幸いまだ認識できる副作用はありません。
8月20日の外科手術の後、痛みがだんだん軽くなってきて、疎経活血湯開始時点では足裏のざらつき感、ピリピリ感が残る中、時々痛みがでるといった状態でした。自己流 PainScale(0~10)でいうと腰痛発症直後の激痛(動けない)を8以上とすると、

     手術前保存療法中            3~6 (5以上になるとトラマドールやロキソニンの強い鎮静剤が必要)
     手術後疎経活血湯投与前  2~5 (時々痛みを発症し、トラマドールを頓服)
     疎経活血湯(処方)投与後   1~4 (外出時念のためや、疲労度高くまれに痛む時にトラマドール頓服。ざらつき感はある)

の状態に変遷しています。時間の経過とともに自然治癒に向かっている可能性もありますが、治癒を促進する効果を実感しています。ただし、その感覚は最近10日で認識する程度なのでまだ投与を継続する必要はありそうです。

漢方薬を試している間、この機会に視聴し始めたYouTube動画で面白い番組を発見して参考にしています。

  TVなどで良く見かける 新見定則 医師(元 帝京大教授で外科医、漢方薬専門医。現在は漢方専門クリニックを開業している)が主宰する『漢方jp』というチャンネルです。新見医師は漢方薬の効能と治療指針を著した「フローチャート」シリーズ(新興医学出版社)を出版しており、私も
    「 フローチャート漢方薬治療2」(新見著 2022刊)
    「フローチャート整形外科 漢方薬」(新見、富澤英明共著 2023刊)
の本を紀伊国屋ネットショップで購入して読みました。漢方jpでは漢方薬を使って治療している現場の医師や、研究者の特別講演を毎月(30分~60分)ネット配信しています。漢方治療でもっとも人気があるのはやはり腰痛や関節痛でその治療例がふんだんに公開されていて大変参考になります。なかでも、東京蒲田病院整形外科部長富澤英明医師は大変人気があるようで、その医師の動画をいま順次視聴して勉強させてもらっています。これらの講演は2022年から今年までいくつか掲載されていて検索をして 
  『漢方jp. 特別講演 2023/01/27 運動器に効かせる漢方⑥血行障害に疎経活血湯53』を発見、その詳細な治療実例をみて納得できたのでした。

ネットで見ると漢方薬処方を治療に生かしている整形外科医もしくはクリニックはそれほど多くはありません。この富澤医師や、遠く、京都市左京区吉田の池田医院整形外科ほか、いくつかのクリニックのホームページで詳しく処方を掲載していますが、共通した方針や処方をしていることが分かります。どちらも、片手間に漢方薬処方を出しているクリニックとは大違いでもう少し早く知れれば、蒲田まで相談に行けたのに、と思えるほどでした。

ちなみに新見先生の処方は・・・・ 
①坐骨神経痛 牛車腎気丸(しびれがひどければ+附子末) ②慢性腰痛 疎経活血湯
さらに富澤医師の処方は・・・・八味地黄丸もしくは牛車腎気丸 、+ 疎経活血湯
と書かれています。

気長に疎経活血湯を継続してみることにします。

2024年11月28日 (木)

手術後3か月フォローアップ

今日は予約された脊柱管狭窄除圧手術の3か月後フォローアップ受診でした。

病院では午後一番に受付してもらい13時からMRI、レントゲン撮影を受け14時過ぎに診察でした。MRI,レントゲンも今日は順番待ちの患者で一杯、診察室もフルに医師が詰めていて担当医師の電子掲示板には最も多く待機中患者の番号表示がありました。13:30予約はすでに私が最後、レントゲンを終えて待合スペースに行くと幸い数分で呼ばれました。

『 痛みは消えたがしつこく足底に知覚異常が残っています。少しずつ改善していると思うがしぶとい 』と聞かれるまま答えます。
執刀医から、パソコン上のMRI断面画像では馬尾神経の束が太く見えるようになって除圧がうまくいっていると説明されます。
確かに神経部分が白く大きく映っていましたがどの椎間なのか聞き漏らしました。後でもらったCDRのデータではL4~L5のようですが確信はありません。またレントゲンの脊椎画像で椎骨すべりは小さく、リハビリの効果なのか安定しているとお褒めに預かりました。

ついで漢方処方の打診をしたのですが心配したとおり、術後フォローアップは特段の問題なければ今日にでも終わる予定に
なっていました。

   私の希望として『 漢方薬(エキス顆粒)を牛車腎気丸(ごしゃじんきがん、ツムラ医療用)、桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう、クラシエ市販)、疎経活血湯(そけいかっけつとう、クラシエ市販)をそれぞれ4週間ほど試して疎経活血湯がもっとも効果があるので処方してもらいたい』 とお願いし承諾してもらいました。


   この3つはいずれも慢性腰痛、坐骨神経痛、筋肉痛など対応の代表的漢方薬ですが、医師には後者2つは初耳だったようです。どのような効果だったのか?副作用はなかったか?、効能を確認の上で3か月分処方を出してもらい必要ならば次回も処方の相談に乗ってもらえることになりました。市販の疎経活血湯(クラシエ)でも効果はありますが、有効成分が医療用(ツムラ)は2倍、保険適用価格で同成分にして5~6分の1ですから大変助かります。
   疎経活血湯でだめならば、牛車腎気丸に加工附子末(附子はトリカブトの根、体温を上げる効果がある)を増量する処方もありますが、加工附子末の段階的増量には漢方に習熟した医師の対応が必要でこの病院では難しいようです。その時はまたその時、本日のところ疎経活血湯の処方をもらえてひと安心しました。3か月が過ぎて服用が必要なくなればさらに素晴らしい!

 

会計を済ませ病院そばの調剤薬局で薬を出してもらうことにしました。専門病院の患者が多く訪れるはずですが、疎経活血湯の処方は初めてだそうです。慢性腰痛の牛車腎気丸、急性腰痛によく使われる芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)の処方には慣れているものの、お二人の薬剤師から疎経活血湯(ツムラ53番)に関する質問攻めに合いました。しばらく談笑で盛り上がり「お大事に!」とにこやかに送り出されて20m離れた大通りに出た途端、代金を払っていないことに気づきました。領収書はもらっています。我ながら、ボケたのか? と反芻しましたがすぐに薬局に戻ってお支払いするとお互い大爆笑。疎経活血湯3か月分3850円。薬剤師さんも言われるまで気がついていませんでした。


帰宅早々、疎経活血湯一包を白湯に溶かして飲む方法を試しました。これはあかん、とんでもない苦みでした。



    実は、明後日土曜から12年ぶり開扉の京都六波羅蜜寺秘仏国宝十一面観音像参拝、ついでに宝塚歌劇大劇場観劇の旅行の計画で未処理事項が残ると面倒なのです。品川まで来るのは煩わしい。今日はおまけに着替えの際、歯の詰めものが脱落してしまい、かみ合わせがうまくいかなくなりました。今日休みのデンタルクリニックへ明日急行しなければなりません。

    良いこと、悪いこと、混然とした一日でした。

2024年11月25日 (月)

有意義な脊椎疾患情報交換でした

 3人爺様が集まればきっと健康情報交換会になります。今日の昼は勤務先同期の爺様3人が東京日本橋レストランTOYOに集って昼食会を催しました。

一人は数年前に脊椎椎間板ヘルニア手術の経験者A氏、もう一人1年前脊椎椎間板ヘルニアをブロック注射で治癒したB 氏、そして私はB氏が受診した専門病院で脊柱管狭窄症除圧手術を受けました。

A氏はヘルニア発症後しばらく症状改善がすぐれず結局地元総合病院専門外来で内視鏡手術を受け執刀医に「ついでに」狭窄も広げてもらった幸運な患者です。日頃の行いが良いおかげか通っている別のクリニックの尿検査で早期膀胱がんも見つけてもらった強運の持ち主です。椎間板ヘルニア再発もなく元気にゴルフなどを楽しんでいます。

 

B氏の治療話が実に興味深いのです。

腰の猛烈な痛みで整形クリニックを受診、すべり症と脊柱管狭窄症と診断されました。クリニックの治療はブロック注射を選択、1週間に1回、数週間にわたって治療を受けたものの効果がなく、かつての職場の先輩から聞いた脊椎・関節専門病院を受診しました。この時点で、クリニック医師はすべり症対応の脊椎固定手術のリスクを心配して手術は賛成しなかったと言います。
     専門病院ではすぐにレントゲン、MRIなど検査づくめになったのですが、最終的に医師の判断は「すべり症、狭窄はあるものの激痛の原因は椎間板ヘルニアで、ブロック注射をして様子を見ましょう」となりました。ブロック注射は、患部から脳に痛みを伝達する神経を遮断する措置ですが、的確な場所に打つためにレントゲン画像を見ながらピンポイントで針を打たれたそうです。ここまで初診の日のうちに処置。1か月後再診、間隔を置いて経過を見ながら痛み止めの投薬をしつつ、6か月で炎症も静まり痛みが消失し、すべり症、狭窄による障害もなく治療を終えたといいます。

  B氏のケースではクリニックでヘルニア原因を見極められなかったこと、ブロック注射(レントゲン画像同時検証なし)も残念ながら的を射ていなかったのだと私は思います。腰痛は、明確な原因が見極められないと対症療法は長引くばかり、自然治癒することも多いので判断が難しいとはいえ1年程度で改善しなければ外科手術を含め治療を見直すよう専門病院受診することを私はお勧めしたいと思います。 B氏や私が受診した、この専門病院は脊椎固定手術はできるだけ回避する方針ですし、保存療法を否定して外科手術優先というわけでもありません。中には固定手術を積極的に進める専門病院もあるようですが、病院によりまた医師により治療方針も術式も分かれるのが実情です。意見が異なれば治療方法も異なり、絶対の選択があるわけでないので成果を急がずじっくり判断すればよいと思います。

かつてA氏幹事の昼食会で同席した治療中のB氏から専門病院の名を教えてもらったもので、A,B氏はいわば先達、恩人になるわけでした。


TOYOでのセットランチ、コーヒー、看板ケーキ ミルフィーユを食べながら、爺様三人治療経験談義、友人の近況情報交換でしばし濃密な時間を過ごしました。お二人と別れて、私は日本橋ビル谷間の福徳稲荷神社(古くは徳川家康勧請、現在は平成年間の再建)を参拝、三越地下で弁当を買い込み、三重県物産パイロット店で伊勢うどんと、太閤出世餅なる焼餅を店員お勧めに従って買い求めて家路につきました。
    太閤出世餅は、伊勢参りを幾度も行い熱心に参拝し大出世した秀吉にあやかった菓子で秀吉が美味と愛好し江戸時代に大人気となったお土産だそうです。私が探した四日市笹井屋永餅が未入荷だったための代わりでした。

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福徳稲荷神社の小さな社殿    摩天楼の谷間に立ちます

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伊勢神宮内宮参道にある昔からの太閤出世餅    笹井屋永餅、大宰府梅が枝餅とそっくりのけれん味のない素朴な味わいです

2024年10月 8日 (火)

下肢神経痛の漢方薬探し

脊柱管狭窄除圧手術後、痛みそのものは軽くなってきましたがなお足底の感覚異常は残っています。
   部屋の中を歩いているとザラザラした皮膚の感覚、足指にまれに走るピリツキ、踵などの周縁部に出る圧痛です。
ただ痛みが出る頻度は段違いに少なくなりつつあります。

トラマドールなどの強い処方薬にいつまでも頼れないので、慢性症状に対応する漢方薬を試したいと考えています。
脊柱管狭窄で発症する坐骨神経痛に効果的とされる漢方薬には、
   牛車腎気丸、桂枝加苓朮附湯、桂枝加朮附湯、疎経活血湯、五積散が挙げられます。

患者の体質や発症の症状により効果の度合いが違うので4週間程度それぞれ服用してみて合うと思うものを選ぶことにします。問題は、牛車腎気丸程度であれば大抵のクリニックの医師でも処方してくれますが、それ以外は専門知識がないと処方を出してもらえないことが多いのです。ただし、いずれの漢方薬も第2類医薬品としてツムラ、クラシエなどが市販薬として販売しているので薬局で購入できます。

   このうち、牛車腎気丸と桂枝加苓朮附湯はすでに服用経験があります。牛車腎気丸の効果はすでに体験していますので、今、桂枝加苓朮附湯を1週間ほど継続中です。この薬は10年ほど前に腰痛を発症した時に服用しかつ鍼灸をしてもらって治癒したことがあり、確か2か月ほど服用したと記憶しています。その時は日本医師免許と中医学医師免許を持った帰化中国人医師の診察を受けた上でした。

 漢方薬は食前(30分以上前)、食間に服用するのが良いとされるのですが、私は胃がなく即小腸に落ち吸収が早くなるので牛車腎気丸は敢えて食後に服用していました。試しに桂枝加苓朮附湯を食前に服用すると快調で、牛車腎気丸よりも私には合っているようです。桂枝加朮附湯は基本的には加苓朮附湯と同等であること、五積散は販売する店が少ないので、次は疎経活血湯を試してみることにします。実はこの漢方が坐骨神経痛、関節痛、腰痛の一番の薬とされているようです。
     市販薬の有効成分は、処方薬の1/2以下でこれらは副作用の少ない薬剤なので無茶飲みや、いくつも併用しなければ問題はないでしょう。オパルモンやビタミン剤などと併用しても害は出ないということはネット上の医療情報では確認済みです。試用してみて牛車腎気丸、桂枝加苓朮附湯、疎経活血湯から選択するつもりです。

2024年9月20日 (金)

大谷翔平51&51

朝は6時前に起きてNHK BS1 メジャーリーグのドジャーズ戦を9回最終イニングまで見てしまいました。

スーパースター大谷翔平の6打数6安打10打点3本塁打2盗塁その結果51ホームラン、51盗塁をリアルタイムで観戦することができました。まるで漫画の世界の主人公です。翔平ファンが待ち望んでいた、固め打ち、爆発的活躍で一気に記録達成の瞬間でした。

おかげさまで足底の不快感や痛みをその間はすっかり忘れてしまっていました。狭窄の神経痛のバイパスを遮断されていたようです。きっと除圧手術をしても痛みが残るのは、「痛みの記憶」に囚われている状態であるのかも知れません。「痛みの記憶」は脳だけでなく脊髄の中の神経にだってあるのでは。心理学的記憶も生理学的記憶も、痛みとして認知されると区別ができなくなりそうです。夢中になって痛みを忘れていた、という現象は十分真実に近いことであるのでしょう。朝から今日は薬無用の状態です。

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